
今回の工事休館における最初の工事であったエレベーター工事が完了し、本日施工業者から引き渡しが行われました。年明けから解体工事がはじまり、約5ヶ月の工事期間でしたが、無事に終了してまずは良かったです。また工事に伴い、展示室や収蔵庫など各所で養生を行いましたが、こちらも空気環境調査の結果は問題なしという報告を受けました。博物館における工事では、さまざまなリスク、特に環境や資料のことをまず考え、それに備えることが肝心です。この後も各所での工事が続きますが、この点だけは常に、そして十分に注意を払っていきたいと思います。
新しくなったエレベーターですが、写真のようになりました。
当館では、2基のエレベーターが設置されていますが、写真は旧館部分のエレベーターです。
アナウンスは日本語と英語の二か国語、上下の稼働も静音でスムーズです。まだ随分先になりますが、ご観覧の際には、是非ご利用ください。
そしてエレベーターの扉のデザインですが、館内職員のアンケートで決定しました。選ばれた理由は、当館のシンボルでもある屋上ドームをイメージできるということでした。こちらも、是非楽しみにしてください。
工事期間中は、勿論エレベーターの使用はできませんでしたので、職員にもだいぶ負担をかけてしまいました。大量の郵便物などの発送がある場合は、手で持って階段を上り下りしなければならず、特にライブラリーの職員には重い書籍をもっての移動で大変な思いをさせてしまいました。今日からは、台車を利用できますので、引き続き宜しくお願いいたします。