コラム
第十九回「ありがとうございました!」
2018/10/2
全52日間の特別展「真明解・明治美術」が、一昨日、好評のうちに閉幕となりました。ご観覧賜りました皆様、ご協力賜りましたすべての皆様に厚く御礼申し上げます。会場内は明治の力をこれでもかこれでもかと見せつけあうモノたちであふれかえり、その力を一目見ようと集まった多くの皆様であふれかえり、担当者冥利につきました。感謝の気持ちがあふれかえっておるのですが、この場では言葉につくせないほどでございます。重ねて御礼申し上げます。
展覧会は一度作り上げると、二度と再現することが不可能です。だからこその魅力だと、以前にも記させていただきました。とはいえ、ここに集い実現した力強い展覧会は、機会があれば、その競演、さらなるモノたちとの出会いを、いつか実現させたいなと思います。
その前に、担当者はしっかりと休みたいものですけれども(T.T)
ともあれ、短い間、お付き合いありがとうございました。神奈川県立歴史博物館はこれからも魅力あふれる展覧会など、多様な活動を続けて参ります。今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
本当にありがとうございました!
▼第十八回「あと3日!」
2018/9/28
こんにちは。会期最終盤でボロボロの企画担当(T.T)です。
本日を含めて、あと3日で展覧会は終わります。
寂しいというよりも、あと一息頑張るぞと思いを新たにしている企画担当(T.T)です。
これまでも多くの皆様にご覧いただき、数多くの感想をお寄せいただいております。そのなかでもうれしいのは、「これほどすごい作品があるとは知らなかった」というコメントです。世の中にあまり知られていない作品や資料を紹介したいと願うのが学芸員ですから、ありがたく感じるわけです。
さて、まだ見ていない方は、上記のコメントの意味内容の具体的なところはおわかりならないはず。何がすごいの?知らない作品ってどんなの?-知りたいでしょう、見たいでしょう。そういう方は、是非、当館まで足をお運びください!今日を含めてあと3日ありますから。展覧会は終わってしまうと、もう二度とおなじものは実現できませんよ。さぁ、横浜馬車道の当館まで、是非、お越しください。お待ちしております♪
▼第十七回「ラスト1週間!」
2018/9/25
こんにちは。昨日のイベントで関連事業がほぼ終わり、ほっとしている企画担当(T.T)です。
昨日は、日本画家であり日本舞踊花柳流師範中千尋氏と鎌倉市鏑木清方記念美術館学芸員今西彩子氏による、舞踊とトークのイベントが開催されました。たいへんに多くの皆様にお越しいただき、盛況のイベントとなりました。ご参加いただいた皆様、講師の先生方にも厚く御礼申し上げます。
あでやかな踊りと皆様と唄いに興じたひととき。このようなイベントを通じても、「明治」という時代を感じていただけたかと思います。博物館ですから、あの手この手で時代、文化を感じていただこうと思い続け、実験を続けておりますが、今回は新手の手法でした。けれども、楽しんでいただけたようで担当者としてもうれしく思います。
あの手この手を尽くして、講演会やワークショップなどを通じて、普段、博物館になじみのない方も誘おうとしているわけですが、博物館がメインとするのは展示であります。
展示、ご覧いただけましたでしょうか?いよいよ今週限りとなっております。もちろん週末よりも平日、平日も夕方近くがだいぶ空いております。もしまだご覧なっていない方がいらっしゃれば、前記のあたりをねらってお越しいただけると、いくぶん、ゆったりとご鑑賞いただけることと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げますm(__)m
▼第十六回「ずばり 企画担当(T.T)イチオシ!」
2018/9/18
展覧会の最終盤付近が、いつものことながら体に相当こたえています。
フラフラな企画担当(T.T)です。
フラフラでも展覧会は頑張ります、だって、素晴らしい作品にあふれているじゃないですか。ぐっとくるものばかりなのですよ。
かれこそ開幕してひと月以上たちまして、よく聞かれるのは、「今回の一番の目玉は?」という質問。全部です、全部。あれこれ順序がつけられないから、こんなにあふれかえってしまうんじゃないですかっ!と逆ギレしてしまう情けない私です、はい、冷静になりましょう。
考えてみて、本展を象徴するモノは、やはり《押絵》ですかね。今でも羽子板などの装飾で見かける押絵。その顔と手の部分が、いわゆる横浜絵の一点。五姓田工房ではないでしょうけれども、その周囲で筆をとっていた誰かの作品と考えるのが自然でしょう。明治の「美術」は、実のところ、今日の「美術」以前の群体。そこから「美術」としてまとまっていくグループ、あるいはそこから逸脱するグループ、それぞれがありました。ここにある押絵などはまさに逸脱するような存在。けれども、明治の技術ですし、造形物として制作販売されていた事実は、当時の絵画や工芸と何ら変わりないはずです。そういう状況をさっと理解させつつ、ユーモラスな姿に、企画担当(T.T)もクスクス笑ってしまうわけです。
さぁ、もうあと2週間で終わってしまいますよ!
秋の大型連休、是非、ご来館のほどを!!!
▼第十五回「三連休! そして無料公開日へ!」
2018/9/14
ぐずついた横浜の天気に、がっかりしている企画担当(T.T)です。
みなさん、こんにちは。
酷暑があり、台風があり、本日の雨などかわいいものですが、とはいえ、お出かけの足が遠のきやすい雨空は、ちょいと悲しいものです。
その分、明日からの三連休を期待します! みなさん、お天気はさほどよくない予想ですが、それならばなおさらのこと、屋内施設=博物館でエンジョイしましょう!。
みなとみらい線馬車道駅降りれば目の前の当館。
さほど天気は苦にならないですよ。
17日敬老の日は、無料開館日でもあります。特別展も、常設展もタダで見られちゃいます♪
私、企画担当(T.T)も体をはりまして、1日に5回も展示解説をすべく、今から張り切っております(;’∀’)
是非、この機会に、明治横浜をご堪能あれ~♪
▼第十四回「ショップ頑張っています」
2018/9/11
博物館美術館に行く楽しみのひとつに、ミュージアムショップでの買い物があるじゃないですか?いつも散財しないように気をつかい、結局買わずに帰って悲しい気分になる諸市民以下の企画担当(T.T)です。
さて、そういう悲しみを皆さんは覚えないように、しっかりと当館ミュージアムショップではお気に入りの逸品に出会えるといいなと願っております。図録や書籍も充実しておりますから、是非、ごゆっくり探索してくださいね。
さてさて、おかげさまで多くのお客様に恵まれているこの展覧会。土日はやや混雑いたします。もそごゆっくりご鑑賞されたい方は、平日がよろしいかと思います。9月もぼうっとしているとすぐに終わってしまいますから、忘れないうちに、早めにご来館くださいね。
また、今週末まで、常設展示2階では「トピック展示五姓田義松」を同時開催中です。今週14日までが義松の自画像展。15日からは人物画となります。
あわせて、どうぞよろしくお願い申し上げます
そしてここで、皆さまにとってたいへんにビッグなうれしいお知らせです!
なんと本日11日から閉幕30日まで、当館は休館日なく開館しております!
月曜祝日あけの18日も、25日も、開館なのです。
秋の大型連休バンザイ\(^o^)/
いやぁ、しんどいですね、企画担当(T.T)はぁ、、、
でもね、多くの方に見ていただきたい、明治のパワーを知っていただきたいのです。
2015年の義松展のときもそうでした。こんな素晴らしい画家が居たなんて知らなかったという驚きの声。その声を聞くと、残念でありまたうれしくもあり複雑な気分になります。
今回も同じように、たぶん皆様があまり知らない、けれども素晴らしいモノの数々です。是非、ご覧ください!
▼第十三回「急告! 9月17日(月・祝)無料開館(^O^)」
2018/9/7
みなさま、こんにちは。
展示替して、リフレッシュしてお送りしております特別展「真明解・明治美術」。
おかげさまで、大好評です。
明治150年、神奈川県立博物館50年という祝い事にひっかけて、敬老の日、9月17日には、さらに多くの皆様にご覧いただきやすい日にしようと、あいなりまして、急な話で恐縮ですが、その日は無料開館日といたします!
みなさま、ぜひぜひご来館ください♪
心より、お待ちしておりますm(__)m
▼第十二回「後期展示、はじまりました!」
2018/9/4
じゃ~ん、後期展示が始まりました!
昨日一生懸命に展示替をおこないまして、何とか、無事、後期展示が始まりました。
え、まだ半分しか終わっていないの!?と錯乱している企画担当(T.T)です。なだめすかされ、PCに向かい、本日の配信に努めております。
いやいや、しんどいですが、またまたうれしいですよ。異なる作品に出会えたことで。またさらに新しい表情を見せてくれまして、この展覧会。
そんなところで、後期展示として並べたものから魅力的な作品をひとつだけご紹介。
ひとつは柴田是眞《春麦・秋月》の二曲屛風。屏風の両面に描かれた奥床しい作品です。そういえば、今回の当館の展覧会、かなり趣向を凝らしました。なんと、ケースを動かしました!他の博物館美術館では普通なのでしょうが、当館はあまりやらないもので、ドキドキしながらケースを動かしました。そこで両面を見せることができるようになったので、うれしい限りです。
このほかにも見たいですか? ざんね~ん、ひみつです。
ぜひ、会場までお越しくださいね。
そして、この9月もイベント盛りだくさん。今からでも申し込みが間に合うイベントがあるかも!?
どうぞよろしくお願い申し上げます
▼第十一回「日曜美術館アートシーン!」
2018/8/31
みなさん、こんにちは。
展示替直前であわてふためいている企画担当(T.T)です。
この週末日曜日、9月2日、Eテレ日曜美術館アートシーンにて、当館特別展がご紹介いただけることとなりました! 先日撮影をしていただきましたが、きっと作品は綺麗にうつっていることでしょう。特別展をご覧になった方も、そうではない方も、テレビの画面を通じて、特別展をちょこっと鑑賞されてはいかがでしょうか?
テレビを見てから展示を見る、展示を見てテレビを見る、いずれにしても、またまた当館まで足を運んでくださいな♪
だって、この2日で、大幅に作品を入れ替えるのですから。
橋本雅邦「双竜図屛風」も引っ込んでしまいます!
目玉作品でも惜しげもなく交代!では何が出てくるのか!?
乞うご期待!
▼第十回「明治を想う 博物館を想う」
2018/8/28
8月も終わろうという今日この頃、いかがお過ごしですか?今週末でそこそこ大きく展示替をしますよ。いわゆる前期展示が今週末で終わってしまいますから、是非、お忘れなく、足をお運びください。
8月31日といえば、夏休みの終わり、、、ではなくて、チャールズ・ワーグマンの誕生日そして鏑木清方の誕生日と答えてしまう、専門バカの企画担当(T.T)です。
この展覧会は、当館開会50周年記念事業という背景もあります。開館以来、この横浜の地で活動を続けてきた当館。幕末明治の西洋美術に影響を受けた美術を対象とする理念のもと、収集、調査、展示などに勤しんでまいりました。その精華を示そうという趣旨のなかで企画担当はわがままをしました。それが鏑木清方の作品を展示するということです。
実のところ、当館とはさほど縁はございません。ただ、私が好きなだけ、学生の頃からひっそりと研究対象として追いかけ続けてきたから、というだけで、何とかこの展覧会にねじ込もうと頭をひねり続けたのでした。結果、明治を語る人という位置付けで、ねばっこい作品が多い中で一服の清涼剤としての役割を期待して、作品をご拝借することが叶いました。異質であればこそ浮き上がるその良さ、他方、他の作品とどこかしら共通して匂い立つ明治の香り。それを感じていただければ幸いです。
図録総論でも記させていただきましたが、この展覧会を通じて、明治を想う、そして当館のこしかたにも想いを馳せていただければ幸いです。
▼第九回「講座やりました! 展示替にもご注意ください」
2018/8/21
8月も後半に入りましたが、暑さは一向に冷めやらず、力増す一方でぐったりな企画担当(T.T)です。ずっと更新していて、休みがあるのかと心配の声があがっています。はい、私も心配です。でもね、展覧会楽しいですから、頑張りますよ。皆さんと心底楽しみたいと思います。
さて、先週末から講座イベントも始まりました。ご参加いただいた皆様、どうもありがとうございます。講師の三宅先生、どうもありがとうございました。来週以後も連続講座を実施しますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。まだ、席に若干の余裕があるようです。ご興味ある方は是非ご参加ください。
さてさて、本日は展示替のお知らせ。先日のこのコーナーで見どころをお伝えしましたね。そのうち紙資料、絹資料の多くは展示替ないしは場面替となります。橋本雅邦《双竜図屛風》も9月1日までの公開となりますから。皆様、くれぐれもお見逃しなく! その他詳細は、リストをご覧ください♪
▼第八回「見どころ! 常設展示で五姓田義松 ナイトミュージアムもやりました」
2018/8/14
お盆真っただ中。それでも博物館は営業中。こんにちは、企画担当(T.T)です。
暑い夏、どこに行く予定もないというのであれば、是非お越しください、当館へ。
先週末はイベント盛りだくさんでした。夜の鑑賞会、ムーディーなひととき、よかったですね。月末、来月末もやりますから、要チェック!
そしてワークショップ。東海大学の学生スタッフが頑張っていただきまして、お子様たちも実に楽しそうに取り組んでいましたよ。
参加していただいたすべてのみなさま、どうもありがとうございました(^.^)
さてさて、面白い展覧会やっていますよ、と宣伝してきましたが、見どころを語っていなかった。大失敗。ということで、本日はみどころ、みっつほど。
まずは見てください。このヴォリューム! ずら~っと並ぶ作品の数々。洋画、日本画、水彩、鉛筆、様々です。そしてこれらがたいてい40年ほどの間で描かれているという事実を味わってほしいのです。時代の移り変わりの早さ、素材は違えど共鳴する時代の意識、また同時に対立し離反していく美術の流れ、それらを同時にひとつの空間で味わえるのは、ここしかない!と強く言い切ります。
ふたつめ。見てください、この精緻な印刷表現の数々。明治の印刷は、近世以来の木版画から始まって、石版画、銅版画、明治後期には写真製版など多彩かつ目まぐるしく変わります。これを企画担当は「明治の印刷革命」と呼んでおります。板目木版画一辺倒ではなく、ぐわっと色々なモノが出てきたという意味で。これらを一堂に会することが実現できたのも、ここだけといいましょう。
みっつめ、増殖というキーワードの最大の事例=明治天皇の肖像です。いわずもがな、明治という時代の象徴的存在の姿は、見たい、欲しいということで量産されます。質の高低、なども含めて、すべてが面白い!
さあ、これらをいっぺんに味わえるのは、馬車道に立つ神奈川県立歴史博物館の今だけ!
是非お見逃しなく!
そして、さらにご紹介です。当館2階常設展示室にて、トピック展示「五姓田義松」やってます! 今週17日までは風景画特集。18日からは自画像特集、来月15日からは人物画特集となります。あわせて是非お見逃しなく!
猛暑酷暑の今年、博物館に是非とも涼みにいらっしゃいませ♪
▼第七回「開幕したての展覧会へGo!」
2018/8/7
さて、はじまっておりますぞ、展覧会。
もうご覧いただいた方、そうではない方、くれぐれもご用心ください!あっと思うと、もう一度見たいも、見たかったも、後の祭りとなってしまいますから。是非、お越しくださいね。
というわけで、展覧会が開幕してほっと一息ついている企画担当(T.T)です。
しかし、ほっと一息もつかの間、今週末から怒涛のイベントラッシュです。まず初回にあるのが、今週土日に実施される子供向けワークショップ「明治タイムトラベル!」。東海大学学生の皆さんと一緒に、展覧会を大いに楽しんでください。子ども向けではありますけれども、大人の方もご興味あれば是非ご参加くださいね。
そして、夏休みの自由課題、何をやればよいか悩んでいるお子様がいれば、是非、ご来館ください。「明治のことを調べてみました!」、ってまとまるちょうどよい企画だと思います。プラス博物館に行きました感想文などもつければさらにGood!
どうぞご活用ください。お待ちしております♪
▼第六回「明日、いよいよ開幕! ポケット学芸員をよろしく!」
2018/8/3
みなさま、こんにちは。
いよいよ明日から開幕ということで興奮しっぱなしの企画担当(T.T)です。
ずらっと作品・資料が並び、ぐっときますね。明治のすべてというわけにはいきませんが、限られたスペースの限られた作品であっても、明治の勢い、明治のパワーが充満しております。展示替もございますから、皆様お見逃しの内容に、足繁くご来館されることをお願い申し上げます。
本日は、そのような展示を見る上で、ひとつ重要なツールのご紹介です。当館では常設展示の解説のため、スマホアプリ「ポケット学芸員」をこの再開時から導入しているのはご存知ですか? 今回の特別展では、そのアプリを用いて展示解説を配信いたします♪ 全30コンテンツ、簡単な解説ではありますが、実際に作品を見ながら解説を聞けるのはオツなもの。今回の原稿朗読には神奈川県内の高等学校放送部より4名の方々にご協力いただきました。みなさんコンテストの上位の成績をおさめた方々ばかりの実力者。是非、その音声を聞いていただきながら、展覧会を深く楽しんでいただければ幸いです。
深いといえば、実はこのアプリ。より多く楽しんでいただけるようにという願いを込めて、サービスをしております。展示では見られない場面やアップの画像があったり、また解説も会場内のキャプションよりもちょっと多い情報を加えてみたり。さて、その実際は、本物のアプリでご確認ください。
それでは、明日4日より開幕、9月末日まで開催いたします!!!
皆様、どうぞよろしくお願い申し上げます
▼第五回「図録、お楽しみに!」
2018/7/27
みなさんこんにちは。
もう残り2週間ほどで展覧会が開幕というところで、多くの困難をいまだ解消できていない企画担当(T.T)です。展示プラン、キャプション、展示準備はいよいよ最終コーナーに入ろうかという段階です。山積する課題のなか、先日、大きなミッションをクリアしました!めでたく図録が校了を迎えましたのです☆
神奈川県立歴史博物館の図録といえば、知る人ぞ知る、入手困難対象。展覧会会期末には売り切れることしばしばなのです。かくいう企画担当(T.T)が過去制作した「五姓田のすべて」「ワーグマンが見た海」「五姓田義松」、すべて完売しております<(`^´)>
ただ、いばれたものでもなく、多くの皆様のお手元に届かないという現実は、ただただ申し訳なく思う次第です。このたびもそうならないかハラハラしますが、それはそれとして。皆様、気合を入れて、早めにご来館いただき、お求めいただければ幸いです。
皆様の期待に応えられるか否か、こちらもはなはだ不安でありますが、精いっぱい製作いたしました。やや小ぶりな、A5判、240頁、図版点数380、オールカラーのハードカバーでお届けします!読んで良し、見ても良し、そんな図録になっているとうれしいな♪相次ぐ校正地獄で眼がかすれきっている企画担当(T.T)の心意気、是非、うけとめていただきたいですっ。
▼第四回「展示だ!展示だ!」
2018/7/24
みなさま、展覧会がもうすぐだとワクワクしていますか?
こんにちは、企画担当(T.T)です。ワクワク、私もしておりますよ。同時に不安いっぱいでブルブルしておりますよ。
もうあと一息、最後の追い込みといったところです。これから続々と作品が集まろうというところで、今か今かと展示されようというところ。今はまだ空っぽのケースばかりですが、ここにギュウギュウに作品が詰まってまいります。以前にも記しました「明治メガ盛り」。どうなることやら。
さて、本日もまた宣伝です。イベント告知その2です。本日は体験型イベントのご紹介です。まず、小中学生向きワークショップ「明治タイムトラベル!」を開催します。東海大学の学生スタッフによる運営で、クイズやお絵描きをしながら、展覧会の理解を深めようという趣旨。是非、お子様連れでご来館してください。夏休みの宿題にもなるかも!?もちろん、大人の方の参加もOKです。色々なツール、チャンネルを使って、展覧会を楽しんでください。
また、このワークショップに関連して、シンポジウム「ワークショップを考える」も開催します。専門家からの具体的な報告を聞きながら、最近巷で流行のワークショップとは何ぞや、と考えてみませんか?ご参加お待ちしております。
そして、体験型イベントとして、9月には日舞の鑑賞会がございます。明治に隆盛したお座敷遊び。その一端を体験しませんか?踊りの鑑賞、日本画家鏑木清方のレクチャー、そして皆様とともに唄もうたってみたいと思います♪
あれやこれや、手を変え品を変え、展覧会を楽しみましょう♪明治を知りましょう!
どうぞよろしくお願い申し上げます
※上記イベントは申込制のものもございます。詳しくは、催し物案内にてご案内しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
▼第三回「イベントもりだくさん!」
2018/7/20
みなさま、こんにちは。
展覧会直前でブログを書く余裕があるのかっ!?、と先日友人である学芸員の某氏に尋ねられました。確かに、きついですよ。でも、このブログを読んで、ちょこっとでもこの展覧会に興味を持っていただける方がいるとすれば、それはうれしいのです。現代では様々な情報発信ツールはありますけれども、とはいえ、なかなか上手く伝えきれないことも多いわけです。ですから、このブログも精一杯活用して、チラシなどではお届けできない情報、担当の想いを伝えたいね、と日々頑張っているのです。と、かっこいいことを綴っていますが、要するに、来てね、見てね、来館者数アップ!という狙いが露骨です。しかし!来て損はない内容、そして関連イベントが待ち受けておりますぞ!
というわけで、本日はイベントのご案内。
博物館でイベントといえば、王道の講演会。今回は連続講座全4回で、明治美術の周囲を探りつつ、明治美術とは何かを考える機会にしたいと思い、先生方をお招きしました。近世近代美術を専門とする三宅先生は、もともと学芸員さんでもありました。美術教育史を専門とする赤木先生は、ワークショップも企画する実践派。遠山記念館の依田先生は、茶の湯、庭園史、盆栽などなど美術から「零れ落ちた」対象を追究するニッチな専門家。荒井先生は保存修復の立場から日本画を科学的に追究すると同時に、現役で制作されている日本画家でもいらっしゃいます。是非、連続4回をお聞きいただき、明治の美術、そして今につながる美術の世界の広がりを、ともに学びましょう。
このほか、講座型イベントとして、本展で新たに始めた企画が、「夜の鑑賞会」。完全入れ替え制の1時間。展示室内に椅子を別途ご準備しますので、座りながら、企画担当(T.T)のトークを聞くのも良し。また、ご自身の気になった作品の前に移動して、座って静かに鑑賞するも良し。その1時間はあなたの自由です。30名限定の贅沢なひととき。閉館後の企画ですから、回数はさほど多くはございませんのご注意を♪
そして、参加型イベントとしては子供向けワークショップ「明治タイムトラベル!」、特別演舞「明治を踊る、明治を語る」があります。その他、もう盛りだくさん!
どれもこれもご紹介したいけれども、長くなりましたから、今日はここまで!
次回へ続く!
※上記イベントは申込制のものもございます。詳しくは、催し物案内にてご案内しております。どうぞよろしくお願い申し上げます。
▼第二回「明治メガ盛り」
2018/7/10
みなさん、こんにちは。
展覧会準備に追い込まれている企画担当(T.T)です。
現在、鋭意、チラシを配布し、展覧会の広報につとめております。皆様の周囲の方にも是非おススメください。楽しそうな展覧会を、夏、馬車道でやっているみたいよって♪
本コラム執筆担当でもある企画担当(T.T)の悪い癖は、これでもかこれでもかと出品点数やイベントの数を増す傾向にあること。2015年に開催した「没後100年 五姓田義松―最後の天才―」は多くの皆様から愛された展覧会で、全900点をこえる出品数でありました。知り合いの学芸員複数から、「やりすぎ…」と苦笑されたことも。
出品選定にも時間がかかりますし、図録編集やその撮影、集荷、展示などすべてに響く出品点数の多さ。。。しかい、仕方ないじゃないですかっ! 面白い作品が多いのだもの、素晴らしい作品が多いのだもの、みんなでそれを見て楽しみたいのだもの!
その思いがチラシに反映されております。長年タッグを組んでいるデザイナーが、ひーひー言いながら組み上げておりました。そして、ついぞ漏れた言葉が「明治メガ盛り」。
現在のところ出品点数予定は500をこえました! そして、2階常設展示室では、五姓田義松トピック展示を全3回期に分けて同時開催! 洋画、日本画、写真、工芸、印刷、なんでもござれの展覧会です!
この夏も、馬車道にある神奈川県立歴史博物館で、お腹いっぱい、胸いっぱいになっていただきたいと思います♪
▼第一回「特設サイト、はじめました!」
2018/7/3
明治150年を記念した特別展「真明解・明治美術/増殖する新メディア―神奈川県立博物館50年の精華―」、その開催がおよそ二か月後に迫って参りました。
みなさま、はじめまして。本展を企画担当する(T.T)です。
展覧会終了まで、どうぞよろしくお付き合いください。
このサイトでは、展覧会にまつわる各種情報、そして気になる出品作のあれやこれやをお伝えしていきます。残念ながら?不定期です。一生懸命、更新はしますよ、したいと思っておりますよ。
しかし、企画担当者自らガツガツ書く時間がありやなしやっ!?
企画担当者として様々な準備に追い込まれておりまして、時間はいくらあっても足りないのですよぉ。。。
でもでも、その裏話も込めて、展覧会情報をどっさりとお届けしたいと思います。
というわけで、週に1回は更新したいと強く思ってはおりますが、不定期ですからね、ちらほらこのサイトをのぞいていただき、展覧会を心待ちにしていただければ幸いです。
どうぞよろしくお願い申し上げます♪