展示
特別展
横浜開港160年 横浜浮世絵
2019年は横浜開港から160年となります。これまで横浜では折に触れ、開港当時を振り返ってきました。当時の人々の関心に応えるべく出版された「横浜浮世絵」は開港当時を物語る資料の一つです。「横浜浮世絵」とは開港をきっかけとして新しく造られていった横浜の街、来日した外国人たちの自分たちとは異なる容姿や生活を描いた浮世絵にはじまり、明治期に、さらに洋風に整備されていった街や鉄道などを描いて出版された一連の作品群を指します。描かれた表現がすべて事実というわけではありませんが、当時の人々の旺盛な好奇心に応えて描かれた表現は、国際都市横浜のイメージの原点といえます。
この展覧会では開港160年を機に神奈川県立歴史博物館と川崎・砂子の里資料館の所蔵作品を中心に横浜浮世絵を紹介します。当館において横浜浮世絵の特別展は20年ぶりの開催です。約330点の作品を前期、後期で入れ替えて、「横浜浮世絵」の全容をご覧いただきます。さらに開港の場であった横浜の歴史を後世に伝えようとする二人のコレクター、当館の丹波恒夫と川崎・砂子の里資料館の斎藤文夫の心意気をも感じ取っていただければ幸いです。
開催情報
会期・休館日・開館時間
■会期:
[前期]2019年4月27日(土)~5月26日(日)
[後期]2019年5月30日(木)~6月23日(日)
※5月28日(火)、5月29日(水)は展示替えのため、本展はご覧いただけません。
■休館日:月曜日(4月29日と5月6日は開館)
■開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
■観覧料:
一般700円(600円)
20歳未満・学生500円(400円)
65歳以上200円(150円)
高校生100円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金
※前期観覧券の半券をご持参の方は、後期割引あり
※神奈川県立博物館等の有料観覧券の半券提示による割引制度あり
特典
横浜浮世絵ポストカードプレゼントキャンペーン、詳細はこちら
会場
神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室・コレクション展示室
主催
神奈川県立歴史博物館、公益社団法人川崎・砂子の里資料館
図録
ミュージアム・ショップのページをご覧ください。
※図録「横浜開港160年 横浜浮世絵」に誤りがございました。申し訳ございません。正誤表を掲載いたします。すでにご購入いただいた方はご確認ください。
関連資料
ここで紹介している図書は、ミュージアムライブラリー特設コーナーでご覧いただけます。
展示品について
作品点数
前期・後期あわせて約330点
展示構成
序 章 横浜開港前夜
第1章 街ができる-横浜開港-
第2章 外国人たちとの出会い
第3章 ヨコハマの明治
最終章 横浜浮世絵の160年
展示作品目録
展示ガイド
関連行事
- 記念講演会「私と横浜」
- 連続講座「横浜浮世絵とはなにか」
- 現地見学会「横浜浮世絵の場所を巡る」
- 「連休中は博物館で遊んで学ぶ」[子供向け]
- 学芸員による展示解説
※ 関連行事の詳細は、催し物案内をご覧ください。
歌川国芳 横浜本町之図[後期展示] 川崎・砂子の里資料館蔵
芳虎 五ケ国人物呑飥之図[後期展示] 川崎・砂子の里資料館蔵
歌川広重(三代) 横浜波止場ヨリ海岸通異人館之真図[前期展示] 神奈川県立歴史博物館蔵