学習支援
博物館ボランティア
当館では、現在約 100名の神奈川県立歴史博物館ボランティアが活動しています。活動を通じて、ボランティアに社会参加の場を提供し、生涯学習を支援しています。また、ボランティアは、館と来館者をつなぎ、開かれた博物館づくりを推進し、来館者の学習支援者として重要な役割を果たしています。
ボランティア概要
1 設立の経緯と歴史
1995(平成7)年、神奈川県立博物館が神奈川県立歴史博物館へ再編された際、「親しまれる博物館をめざし、学びながら社会参加をする場の提供のため、展示等の解説を行い、県民への奉仕活動を行う」ことを目的として神奈川県立歴史博物館ボランティアの制度が設けられ、1997(平成9)年度から活動をスタートさせました。
2001(平成13)年度から、より多くの人へ生涯学習の場を提供するなどの観点から、活動年数を最長5年としました。
2010(平成22)年度からは、ボランティア活動を通じてより多くの人々に博物館活動への参画をすすめるため、行事補助ボランティアを導入して活動を拡大しました。
2 活動内容
神奈川県立歴史博物館ボランティアは活動内容によって、①展示解説ボランティアと②行事補助ボランティアに分かれて活動しています。
①展示解説ボランティア
展示室に常駐し、学校団体や一般来館者の方への展示資料の解説を行います。
また、来館者の方への案内や、展示資料の看視を行います。
活動日:火曜日から日曜日までの都合のよい曜日を一つ選択し、週1回決まった曜日に活動します。
活動時間:令和2年度~ 10:30~15:30
②行事補助ボランティア
催し物の際に、会場の整理や受付、準備や後片付け等を行います。
体験型の催し物では、参加者への制作補助も行うことがあります。そのための事前勉強会なども随時行います。
活動日・活動時間:
行事補助ボランティアは、催し物のある日が活動日となるため、土日、祝日の活動が多くなります。
活動時間は、催し物と、その準備・片付けなどを含めた時間となります。
運営とボランティア会
展示解説ボランティアは、火曜日から日曜日まで、各曜日ごとに活動班を編成し、週1回決まった曜日に活動しています。それぞれの曜日班ごとに、2名の幹事を選出し、幹事会を構成し、会長・副会長などを選任して、ボランティア会として組織的な活動を行っています。
ボランティア会と館とは、月に一度の幹事会に館側が出席することで相互の連絡や意見交換を行っています。また、常設展示室の解説マニュアルをボランティア会と館とで協力して作成するなど、連携して活動しています。
その他の活動
展示に関わるテーマについて随時研修を行うなど、神奈川の歴史と文化についての理解を深め、生涯学習を支援しています。またボランティア会でも自主的な館外研修や勉強会を行うなど、日々展示に対する理解を深めるための活動を行っています。
当館のボランティアになるには…
工事休館(令和7年1月~令和8年9月予定)のため、令和6年度はボランティア募集を実施しません。