展示

特別展

掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜

横浜市西区掃部山公園には、幕末の大老で日米修好通商条約を締結し横浜開港へと導いた井伊直弼の銅像が建っています。像が建立されたのは横浜開港50年を迎えた明治42(1909)年。建立には旧彦根藩士で横浜正金銀行頭取を務めた相馬永胤が深く関与し、像の台座は横浜正金銀行本店本館を設計した妻木頼黄が手がけました。

2019年は、井伊直弼銅像建立から110年目の年にあたります。文化人としても事蹟を残した井伊直弼の人となりや、銅像建立の経緯や建立事業にかかわった人々の動向と思い、近代日本の中で揺れ動く直弼の評価、そして、その後の横浜で銅像が人々にどのように受け入れられていたのか―。地域に残る資料に注目し、井伊直弼が開港の地横浜でどのように記憶されてきたのかを考えます。

  • 神奈川県の動画広報かなチャンTVにて、担当学芸員が紹介しています。ぜひご覧ください。

開催情報

会期・休館日・開館時間

■会期:2020年2月8日(土)~3月22日(日)
※【中止】3月20日(金・春分の日)は無料観覧日です。
■休館日:月曜日(2月24日は開館)、3月4日(水)~22日(日)
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■観覧料:
一般900円(800円)
20歳未満・学生600円(500円)
65歳以上200円(150円)
高校生100円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金
神奈川県立博物館等の有料観覧券の半券提出による割引制度あり
※今回の特別展では、横浜能楽堂との提携企画公演「井伊直弼の作った能と狂言」チケットまたは半券の提示が受付であった場合、団体割引料金が適用されます。

会場

神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室・コレクション展示室

主催

神奈川県立歴史博物館

特設ブログ

リンクバナー

図録

ミュージアム・ショップのページをご覧ください。

関連資料

特別展【井伊直弼と横浜】関連文献リスト

ここで紹介している図書は、ミュージアムライブラリー特設コーナーでご覧いただけます。

展示品について

資料件数

約150件

展示構成

1章 銅像建立
2章 文化人井伊直弼の〈発見〉
3章 語り継ぐ人々
4章 横浜が記憶する直弼

展示作品目録

特別展「掃部山銅像建立110年 井伊直弼と横浜」出品目録
34日(水)から16日(月)の休館にともない、展示資料の一部に展示期間が変更となっているものがございます。ご了承ください。

展示ガイド

「展示(音声)ガイド」のページへリンクするバナー

※今回は文字・画像による解説です。

関連行事

  • 特別展記念講演会①「井伊直弼と能・狂言」
※新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、以下の催し物の開催は中止とします。
  • 特別展記念講演会②「井伊直弼の近代」
  • 県博セミナー(連続講座全4回)「井伊直弼と横浜」
  • 現地見学会①「直弼敬慕の地を巡る-世田谷豪徳寺・狛江伊豆美神社-」
  • 現地見学会②「妻木頼黄の設計を見る-横浜正金銀行本店本館・掃部山井伊直弼銅像台座-」
  • 子ども向け体験教室「直弼かるたに挑戦!」
  • 学芸員による展示解説

※ 関連行事の詳細は、催し物案内をご覧ください。

特別茶席「直弼の茶道を知る-直弼流茶道・摂草庵流 前田滴水社中による茶席-」

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、本行事は中止とします。

井伊直弼から相伝を与えられ「宗泉」の茶名を授かった彦根藩士 奥野藤兵衛を祖とする摂草庵流。横浜で直弼茶道を伝える前田滴水氏の解説付きで楽しむ立礼式の薄茶席です。

  • 日時:2020年3月7日(土), 8日(日), 14日(土), 15日(日)
       各日①10時~, ②11時~, ③14時~, ④15時~ 各回40分程度

詳細、お申し込みはこちらをご確認ください。

横浜能楽堂との提携企画公演

※新型コロナウイルス感染症の拡大防止の観点から、本企画は中止となりました。

  • 公演「井伊直弼の作った能と狂言」
    日時:2020年2月29日(土) 14時開演
    演目:狂言「鬼ヶ宿」 (大蔵流)茂山千五郎
         能  「筑摩江」 (喜多流)出雲康雅
    ※公演の詳細、チケット購入方法等は横浜能楽堂ホームページをご確認ください。

問い合わせ先:横浜能楽堂(045-263-3055)

  
写真 左:井伊直弼銅像 藤田文蔵作(豪徳寺蔵)
   右:京浜・湘南連絡線開通パンフレット(当館蔵)

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