催し物

見学会

高校生・大学生対象 測量船見学会「海上保安庁の測量船で知る海の防災」【会場:海上保安庁測量船・海洋情報資料館】

当館ではこれまで、海上保安庁第三管区海上保安本部と連携して、海洋調査や海図の歴史などについて展覧会を通じて紹介してきました。このたび第三管区海上保安本部の協力を得て、高校生・大学生を対象とした測量船見学会「海上保安庁の測量船で知る海の防災」を開催しました。

まず、海上保安庁海洋情報資料館を見学しました。
展示室には、日本で初めて作製された海図や、デジタル機器がなかった頃に、海の深さや流れ、満ち潮、引き潮を計算していた当時の海洋調査や海の測量に関わる機器などが展示されており、参加者の皆さんは興味深く眺めていました。
また、海上保安庁職員の栗原氏と当館の武田学芸員が随時、展示物の説明を行ったり、参加者からの質問に答えたりと、少人数イベントならではの交流の時間がもてました。
展示室には、海底地形を立体的に見ることができる大型3D海底地形図や、海図の紙を再利用して封筒や文庫本カバーなどを作成できる工作コーナーがあり、参加者は3D眼鏡をかけて海底地形の迫力に驚いたり、好みの海図の柄を選んで封筒づくりをしたりなど、それぞれ楽しんでいる様子でした。

  

次に、海上保安庁の測量船「昭洋(しょうよう)」の見学のため、船が停泊している東京国際クルーズターミナルまで移動しました。徒歩で移動中、南極観測船「宗谷」の姿をみつけると、参加者のテンションがあがったようです。

見学会当日はあいにくの雨で風も強く、残念ながら測量船の乗船は中止になったため、外観の見学のみとなりました。しかし、東京国際クルーズターミナルの上階から見下ろす形で船を眺めながら、海上保安庁の測量船に関するお話を栗原氏から聞くことで、参加者の理解がより深まったようでした。海上保安庁の職員の方と直接交流できる機会はなかなかないため、高校生・大学生の皆さんには貴重な体験となったのではないでしょうか。

  


当館では、海上保安庁第三管区海上保安本部と連携して、海洋調査や海図の歴史などについて展覧会を通じて紹介してきました。
多発する災害から身を守るためには、日頃の備えが欠かせません。災害現場でも活躍する測量船の内部や海洋情報資料館を見学し、防災の取組について学びます。海上保安庁職員や当館の学芸員から海洋調査や海図、海の防災についての話を聞くことができるまたとない機会です。

日時 2025年5月31日(土) 午前10時00分~12時00分
会場 海上保安庁海洋情報資料館、海上保安庁測量船
対象 10~20代の高校生・大学生
定員 30名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料
申込 「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。
※「申込みフォーム」の備考欄に高校・大学の学年をご記入ください。
※保護者の方は基本的にご参加いただけません。参加者の介助のために保護者の同行が必要な場合は、「申込みフォーム」の備考欄にその旨をご記入ください。
申込締切 2025年5月14日(水)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。
・体調がすぐれない際には来場をお控えください。
・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課
電話 045-201-0926(代表)
※当日の欠席連絡も本連絡先となります。
協力 海上保安庁
チラシ
測量船見学会2025チラシ (PDF / 1.2MB)】

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