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講座・講演会

けんぱく館長トーク「象、多摩川を渡る!」【会場:東海道かわさき宿交流館】

9月19日に、東海道かわさき宿交流館と共催で、けんぱく館長トーク「象、多摩川を渡る!」を実施しました。今回の講座では、享保13(1728)年に、現在のベトナムから将軍へ献上された象が、翌享保14(1729)年、長崎を出発し、2ヵ月かけて江戸まで旅をした際の、特に多摩川の渡河(とか)に関する記録をたどりました。
これまでの通説では、象は多摩川を渡る際、船橋(ふなばし、複数の船の上に板を渡して作った橋)を設けて渡河したとされていました。しかし、最近、長い間行方不明だった資料「川崎年代記録」下巻が発見され、象が渡船(わたしぶね)で多摩川を渡河した可能性が高いことが明らかになってきたのです。

講座では、上記の資料に関する説明の他に、象と日本人の関わりについて、仏画などの作品や、戦後来日した象の写真等から紹介しました。
参加者からは、「面白かった」「興味深かった」というコメントが多く寄せられ、講座を楽しんで頂けた様子が伝わってきました。


享保14年(1729)、現在のベトナムから渡来した象が長崎を出発し、江戸まで旅をしました。
その間、多摩川は船橋で渡河したというのが通説でしたが、近年新たな資料が発見されたことから、その実態について紹介します。

日時 2025年9月19日(金) 午後1時30分~3時
講師 望月 一樹(当館館長)
会場 東海道かわさき宿交流館
定員 60名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料
申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。
申込締切 2025年8月27日(水)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。
・体調がすぐれない際は参加をお控えください。
・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課
電話 045-201-0926(代表)
※当日の欠席連絡も本連絡先となります。
共催 東海道かわさき宿交流館

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