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講演会「吉田初三郎の鳥瞰図(ちょうかんず)を語る」【会場:生命の星・地球博物館】
吉田初三郎は観光名所や鉄道沿線を高い場所から斜めに見下ろしたように描く「鳥瞰図(ちょうかんず)」を得意とし、「大正の広重」と呼ばれた人物です。
初三郎は大正から昭和にかけて各地で鳥瞰図を描きました。神奈川県でも観光連合会が初三郎に「神奈川県鳥瞰図」を発注し、関東大震災から復興を遂げた神奈川県域の魅力を発信しました。
本講演会では「初三郎式鳥瞰図」の魅力を、3人の学芸員が歴史・地学・美術というそれぞれの専門領域の観点から語りました。
「吉田初三郎と神奈川県鳥瞰図」 武田周一郎(当館 学芸員)
昭和初期の観光政策および初三郎に鳥瞰図が発注された経緯などについて、歴史的観点から紹介。
「描かれた地形の再現」 新井田秀一(生命の星・地球博物館 主任学芸員)
「神奈川県鳥瞰図」の再現に取り組んだ経緯や結果を紹介。
「初三郎式鳥瞰図と国立公園」 大澤真理子 氏(府中市美術館 学芸員)
当時流行していた「国立公園絵画」および「神奈川県鳥瞰図」を視覚芸術の視点から紹介。
「一つのテーマを複数の分野の視点から扱うと、見えていなかったところが見えてきて、とても勉強になった」「今回のような異分野のコラボレーション企画を今後も企画してほしい」という声が多く寄せられました。

左から、武田周一郎 学芸員、新井田秀一 主任学芸員、大澤真理子 氏
生命の星・地球博物館と当館が共催する特別展「初三郎式、かながわの描き方―地形表現の科学」を担当した両館の学芸員と、府中市美術館学芸員の大澤真理子氏が、吉田初三郎が描いた鳥瞰図の魅力を語ります。
| 日時 | 2025年10月13日(月・祝) 午後1時~3時 |
| 講師 | 大澤 真理子 氏(府中市美術館学芸員) 新井田 秀一(生命の星・地球博物館主任学芸員) 武田 周一郎(当館学芸員) |
| 会場 | 生命の星・地球博物館 |
| 定員 | 70名(申込み多数の場合は抽選) |
| 受講料 | 無料 |
| 申込 | ※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。 |
| 申込締切 | 2025年9月24日(水)必着 申込受付は終了しました |
| 注意事項 | ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。 ・体調がすぐれない際には来場をお控えください。 ・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 |
| 連絡先 | 神奈川県立歴史博物館 企画普及課 電話 045-201-0926(代表) ※当日の欠席連絡も本連絡先となります。 |
| 共催 | 神奈川県立 生命の星・地球博物館 |

