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講演会「近代日本の石材産業と石材企業家 土屋大次郎」【会場:日本丸メモリアルパーク 会議室】
「土屋大次郎」と聞いて、どんな人物なのかをすぐに答えられる人は少ないのではないでしょうか。実際、受講者アンケートでも「講演を聞くまで、土屋大次郎という名前を聞いたことがなかった」という記述が多くみられました。
土屋大次郎は1857(安政4)年、足柄下郡岩村(現 真鶴町)に生まれました。出生地に近い箱根山周辺産の安山岩の採掘・販売から事業を起こし、神奈川県内で大きな成功を収めた後、土木・建築用石材の需要が安山岩から花崗岩へと移り変わると、花崗岩の産地の一つ、茨城県の稲田(現 笠間市)に進出して花崗岩の採掘・販売を行い、事業を拡大していきました。
講演会では、近代日本における土木・建築用石材の需要・流行の推移と、石材企業家として活躍した土屋の半生について紹介しました。また講演会終了後、会場近接の二つのドックを巡り、使用石材を観察するオプションツアーを行いました。講演で触れられた石材を直接間近で確認できて、参加者の皆さんの理解もいっそう深まったようでした。
近代日本における石材産業の歴史を建築用石材とその産地の動向に着目して概観するとともに、主要な石材産地のひとつであった神奈川県西部の足柄下郡岩村(現 真鶴町)出身の石材企業家 土屋大次郎および土屋家の事業活動を、これまで紹介されていない資料も取り上げつつ考察します。
| 日時 | 2025年11月27日(木) 午後1時30分~3時 |
| 講師 | 丹治 雄一(当館学芸部長) |
| 会場 | 日本丸メモリアルパーク 訓練センター(会議室) |
| 定員 | 60名(申込み多数の場合は抽選) |
| 受講料 | 無料 |
| 申込 | |
| 申込締切 | 2025年11月5日(水)必着 申込受付は終了しました |
| 注意事項 | ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。 ・体調がすぐれない際には来場をお控えください。 ・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 |
| 連絡先 | 神奈川県立歴史博物館 企画普及課 電話 045-201-0926(代表) ※当日の欠席連絡も本連絡先となります。 |




