催し物

見学会

講演会・現地見学会「太古の横浜水田探訪」【会場:舞岡公園小谷戸の里】

10月31日(金曜)に講演会・現地見学会「太古の横浜水田探訪」を行いました。
弥生時代から始まった米づくりの実態を知るための実験が今、全国で行われています。その1つ、横浜市舞岡公園の実験水田「舞岡弥生田んぼ」の様子を見学しました。

前半は、舞岡公園内の小谷戸の里にある古民家風の事務所をお借りして、山形大学准教授の白石哲也氏と当館の佐藤学芸員が、弥生時代の食および神奈川県域・舞岡の稲作農耕の様子と、いま行われている古代水田実験の概要について紹介しました。

後半は、舞岡公園内に復元された弥生時代の水田に移動し、田んぼや古代米の生育の様子を観察しました。
この田んぼではできる限り現代的な手を加えず当時の稲作農耕の再現を試みており、道具も弥生時代に使われていたものを再現し使用しているそうです。

ちょうどこの見学会の後に稲刈りを行う予定とのことで、収穫直前のたわわに実った稲の様子を観察することができました。

昨年は収穫した古代米を弥生土器を使って調理し、試食を行ったという話を聞き、参加者からは「食べてみたいなぁ」という声があちこちから上がりました。

これから秋が深まる時期です。舞岡公園は紅葉の名所でもあるので、訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 


弥生時代から始まった米づくり。その実態がどのようなものだったかを知るための実験がいま、全国10か所で行われています。その1つである横浜市の舞岡公園では、谷戸田を開墾して一から水田をつくりました。現地の水田を見学し、水田稲作の始まりをめぐる最新の研究成果を紹介します。

日時 2025年10月31日(金) 午前10時~12時
講師 白石 哲也 氏(山形大学准教授)
佐藤 兼理(当館学芸員)
会場・見学先 舞岡公園小谷戸の里
定員 20名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料
申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。
申込締切 2025年10月8日(水)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・水田周りのあぜ道を歩きます。道がぬかるんでいる場合もあるため、歩きやすい服装、靴でお越しください。
・ハチや蚊対策のため、虫よけスプレーをお持ちいただくことをお勧めします。
・水分補給のため飲み物をご持参ください。公園内に自販機はありません。
・会場への直接の問合せはご遠慮ください。
・体調がすぐれない際には来場をお控えください。
・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課
電話 045-201-0926(代表)
※当日の欠席連絡も本連絡先となります。

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