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講演会「北条家朱印状の謎に迫る!」【会場:かながわ労働プラザ(エルプラザ) 多目的ホール】

催し物のタイトルを見て、「北条家朱印状の謎って、いったい何?」と思った人も多いのではないでしょうか。

当館には、戦国大名の北条氏が伊豆半島西岸の村々を所領とする家臣や一族に宛てて、一斉に作成した朱印状が所蔵されています。これらの朱印状は、内容的には北条家から発出された「命令書」なのですが、書式は一般的な命令書の形式でなく、個別の権利を認めた「保証書」に使われる書式となっています。これらの朱印状では、なぜ、このような目的と様式の不一致が生じているのでしょうか?

講演では、まず、そもそも北条家朱印状はどのような文書であるのか、その特徴や生まれた背景、および文書の様式(直状式、奉書式)について解説しました。それを受けて後半は、当館所蔵の2組6通の北条家朱印状を取り上げ、これらの朱印状の内容と様式について説明した後、これまでの評価と最新の研究成果を踏まえた文書発給にまつわる“謎”をひも解いていきました。

受講者の中には中学生の姿も見られ、10代から80代の戦国時代好き老若男女が大集合!といった楽しい講演会になりました。


令和6年に行われた特別陳列「戦国大名北条氏と西相模・伊豆」にて多数の応募をいただいた、当館所蔵の北条家朱印状の書式に注目した内容の講演会を再び開催します。

今回取り上げる朱印状は、戦国大名の北条氏が伊豆半島西岸の村々を所領とする家臣や一族に宛てて、一斉に作成された命令書です。ところが、これらの朱印状の書式を見ると、一斉に発出される命令書に使われるものではなく、個別の権利を認めた保証書に使われる書式となっています。
これまで書式と内容の組み合わせから「例外」と考えられてきた朱印状の謎に迫ります。

くずし字解読講座ではないので、くずし字が分からないという方でもお気軽にお申し込みください。

日時 2025年12月6日(土) 午後1時30分~3時
講師 梯 弘人(当館学芸員)
会場 神奈川県立かながわ労働プラザ(エルプラザ)多目的ホール
定員 80名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料
申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。
申込締切 2025年11月12日(水)必着
※定員に若干の余裕があるため、追加のお申し込みを受け付けます(先着順)。
参加を希望される方は企画普及課(045-201-0926(代))まで電話でお申し込みください。

電話での追加申込を終了しました。
注意事項 ・会場への直接の問合せはご遠慮ください。
・体調がすぐれない際には来場をお控えください。
・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。
連絡先 神奈川県立歴史博物館 企画普及課
電話 045-201-0926(代表)
※当日の欠席連絡も本連絡先となります。

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