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講座・ワークショップ

県博セミナー「錦絵に描かれた歌舞伎」(全3回)【会場:神奈川近代文学館ホール】

昨年(2025年)話題になったNHK大河ドラマ「べらぼう」や、歌舞伎界を描いた映画「国宝」の大ヒットなどで、浮世絵や歌舞伎に関心が高まっています。

「浮世絵」というと、北斎や広重などの風景画や、歌麿などの美人画がまず頭に浮かぶ方が多いかもしれません。しかし、浮世絵にとって「歌舞伎」は重要な画題であり、役者を描いた「役者絵」は浮世絵版画の半数以上を占めています。令和7年度の県博セミナーでは、「錦絵に描かれた歌舞伎」をテーマとした連続講座を開催しました。

1回目は神奈川大学准教授の藤澤茜氏を講師にお招きし、浮世絵の歴史の中で歌舞伎絵とはどのようなものであったかを解説いただいた後、元禄期から文化文政期にかけての役者絵の変遷の様子と、庶民の役者絵の楽しみ方についてお話しいただきました。
2回目は女流義太夫の太夫・竹本土佐子氏と三味線の鶴澤津賀花氏をお迎えし、歌舞伎に欠かせない義太夫節の詞章や三味線の音について、実演を交えてお話しいただきました。当日はあいにくの降雪で、受講者の皆様には厳しい寒さの中をお越しいただきましたが、目の前で直に演じられる浄瑠璃の熱量と迫力に圧倒され、貴重な体験となったようです。
3回目は当館企画普及課長・学芸員の桑山が、神奈川県内の名所を題材とした浮世絵に描かれた歌舞伎の物語や役者について解説し、また当館所蔵の丹波コレクションの歌舞伎絵について紹介しました。

3回連続講座を受講して、「浮世絵を単独で学ぶよりも、その取り巻く世界を他の方向からも知ることができ、とても勉強になった」「歌舞伎だけでなく、浄瑠璃にも興味・関心が高まった」「これから浮世絵を観る際の楽しみ方のヒントを得た」という、うれしい感想をいただきました。

 

 


歌舞伎役者を主題とした浮世絵ではなくても、歌舞伎の物語を知っていることを前提として描かれた浮世絵は少なくありません。本講座では女流義太夫の演奏者や浮世絵の研究者をお招きして、歌舞伎を描いた浮世絵の世界に一歩踏み込みます。

          瀬川路考(三代目菊之丞)の葛の葉狐 歌川豊国(初代)

日時 2026年2月1、8、15日(すべて日曜)(連続講座 全3回)
各回 午後1時30分~3時30分
演題 第1回 2/1   役者絵を読み解く-人気役者のブロマイドとしての役割-
第2回 2/8   浄瑠璃と歌舞伎絵-描かれた世界を聴く-
第3回 2/15    名所絵と歌舞伎-神奈川県域ゆかりの物語-
講師 第1回 2/1   藤澤 茜氏(神奈川大学准教授)
第2回 2/8   竹本 土佐子氏(女流義太夫 太夫)、鶴澤 津賀花氏(女流義太夫 三味線)
第3回 2/15 桑山 童奈(当館企画普及課長・学芸員)
会場 神奈川近代文学館ホール(横浜市中区山手町110)
定員 各回120名
(申し込み多数の場合は抽選。1回ごとの申込みも受け付けますが、連続講座のため、全3回お申込みの方を優先します。)
受講料 各回1,000円
申込 「往復はがき」または「申込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※申込時の諸注意はこちらのリンクをご確認ください。
※複数日お申し込みされる場合も、はがきは1枚で差し支えありません。
1回ごとでの参加をご希望の場合は、「往復はがき」または「申込みフォーム」の備考欄に参加希望のお日にちをご記載ください。
申込締切 2026年1月14日(水)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・キャンセル待ちはありません。
・会場への直接の問合せはご遠慮ください。
・体調がすぐれない際には来場をお控えください。
・講師の体調不良や天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。

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