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特別陳列 記念講演会「富士山宝永噴火の再現に挑む -いま富士山が噴火したら!?-」
1月19日(日)、特別陳列「富士山宝永噴火」に関連し、記念講演会「富士山宝永噴火の再現に挑むー今富士山が噴火したら!?ー」を開催しました。
講師は神奈川県温泉地学研究所の萬年一剛主任研究員です。
講演の冒頭は火山噴火のメカニズムについての説明から始まり、過去の文献に残る記述から、富士山が長い歴史の中でどれくらい噴火してきたのか、という説明がありました。
富士山は過去3200年の間に94回の噴火が確認されており、大噴火と言えるのはそのうち7回だそう。1707(宝永4)年に発生した富士山宝永噴火は、中でも最大規模のもので、大量の火山灰が江戸や横浜にも堆積し、16日間続いた噴火の後、復興には200年という歳月がかかったそうです。
講演の終盤は、「確率はかなり低い」とした上で、もし現在、富士山が宝永と同規模の噴火をしたら、という想定をお話しいただきました。火山灰の堆積によって物流はストップ、たちまち食料や日用品が手に入らなくなる危機に直面するそうです。「火山灰は放っておいても雪のように溶けて無くなる訳ではない。行政をあてにせず、自分たちで除去を行わなければならい。広域に避難できる場所を確保することや食料を備蓄しておくことも重要。」と語られました。
県温泉地学研究所 萬年 一剛 主任研究員
富士山で1707年に発生した宝永噴火は、富士山の長い歴史の中でも最大規模の噴火で、首都圏の火山防災対策を考えるうえで避けて通れない重要な噴火です。この講演では歴史記録から噴火の様子を解明し、シミュレーションにより再現する最近の研究についてお話しします。
日時 | 2020年1月19日(日) 午前10時~12時(終了時間は状況により前後します) |
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講師 | 萬年 一剛(神奈川県温泉地学研究所主任研究員) |
会場 | 当館講堂 |
定員 | 70名(申し込み多数の場合は抽選) |
参加料 | 無料(ただし、当日の常設展観覧券が必要です) |
申込 | 「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。 |
申込締切 | 2019年12月18日(水)必着 申込受付は終了しました |