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講座・講演会

記念講演会「錦絵にみる明治時代」

ゴールデンウィーク明けの日曜日、美術史家で明治の印刷・版画史を長年にわたり研究されている 岩切 信一郎 先生 による記念講演会を開催しました。

当館の丹波コレクションに早くから注目していた岩切先生には、丹波コレクションと明治の錦絵、そして西洋美術の導入とともに一気に発展した明治期の印刷・版画文化について大変わかりやすくお話いただきました。

・コレクション形成時に明治の錦絵に着目していた先見性や人柄など丹波氏のこと

・錦絵以外にも、活字活版、木口木版、銅板、石版、写真などの技術が表現に取り入れられ、多種多様な版画や印刷物が広告や新聞の挿絵として明治の人々の身近にあったこと

・版元が情報を収集して画題を選定し、魅力的な紙面をプロデュースしていたこと

などなど、話題はつきることなく熱く語っていただくとともに、先生ご持参の私家コレクションを実見させていただき、2時間の講演会はあっという間でした。

 


明治の錦絵は、博覧会などのイベント、大日本帝国憲法の発布といった政治的なできごとや天皇の動向、戦争などを直接的に描いています。戊辰戦争から明治天皇崩御までの明治という時代を錦絵でたどり、その出版事情などにも迫ります。

日時 2021年5月9日(日)午後1時30分~3時30分
講師 岩切 信一郎 氏(美術史家)
会場 当館講堂
定員 35名(申込多数の場合は抽選)
受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要)
申込 「事前申込のご案内」をご覧ください。
「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。
申込締切 2021年4月15日(木)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。※本講演会にお申し込みいただき、受講が決定された方(申し込み多数の場合は抽選のうえ)については、リンク先の入館の事前予約は不要です。
・館内及び参加中の常時マスク着用をお願いします。
・新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。

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