催し物

講座・講演会

講演会「戦国時代の鎌倉と小田原北条氏」

本講演会は、コレクション展「帰源院文書からみた戦国時代」を担当した梯学芸員を講師として実施しました。
帰源院は、鎌倉にある円覚寺の塔頭(寺院内小寺院)です。この帰源院に伝わった古文書のうち、当館所蔵の資料26点を今回の展示で紹介し、その古文書をとおして、戦国時代における円覚寺、帰源院と武家とのつながりについてお話しました。
まず、鎌倉にある鶴岡八幡宮や円覚寺など由緒ある寺社は古くから武家の保護を受けており、彼らを保護する武家こそが、関東の支配者として認められていたことに触れました。
その上で、戦国時代に新たに鎌倉の支配者となった小田原北条氏が、円覚寺をどのように保護していたのかを説明しました。なかでも、北条氏三代の氏康は、帰源院を再興したほか、塔頭の間で起こった訴訟の仲裁や火災に見舞われた円覚寺の再建を支援しています。これらの活動を具体的に古文書の記述をたどりながら紹介しました。
ご参加の方からは、文書を見るときは歴史上の人物に着目していたが、書かれている内容や意味がわかると面白い、という声をいただくなど、熱心に聴講する様子がみられました。

 

 

 

 

 

 

 


コレクション展の関連行事として、担当学芸員による講演会を開催します。戦国時代の鎌倉と小田原北条氏とのかかわりをテーマに、小田原北条氏と鎌倉の由緒ある寺社、その中でも、鶴岡八幡宮や鎌倉五山との結びつきに焦点をあてて紹介します。

日時 2022年3月20日(日)午後1時30分~3時
講師 梯 弘人(当館学芸員)
会場 当館講堂
定員 50名(申込多数の場合は抽選)
受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券が必要です)
申込 「事前申込のご案内」をご覧ください。
「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。
申込締切 2022年2月8日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
感染防止策チェックリストはこちらをご覧ください
・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。
・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページでお知らせします。

 

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