催し物

講座・講演会

館長トーク「多摩川をさぐる① 多摩川下流域の展望」

館長トークの第1回目が開催されました。今年度は、「多摩川」をテーマに、年に4回講座が行われます。1回目は、「多摩川下流域を展望する」です。
玉のようなきれいな石があったことから名付けられたとされる多摩川の名前の由来や、水源はどこからきているかなど、地図を使って解説するとともに、Google Earthを活用して立体的に多摩川の地形を見ていきました。立体的に地形を捉えることで、受講者の方々にとってより理解が深まったようでした。
講座の後半では、文書資料から多摩川地域の荘園「稲毛荘」について講義しました。最後に、館長の「多摩川トピックス」として、多摩川の土手に残されていたコンクリート製の階段が多摩川スピードウェイで使用されていたメインスタンドの遺構であることをお話しました。多摩川スピードウェイの観客席跡は護岸工事で取り壊され、一部(3m程度)が移設保存されているそうです。普段目にするところにも、小さな発見と驚きがあり、場所をご存知の方は身近に感じられたようでした。多摩川の歴史を見直すきっかけとなる講座になりました。
次回は、治水や利水、交通などの具体的なテーマに沿ってお話しする予定です。


神奈川県と東京都の境を流れる多摩川は、山梨県の笠取山にある水干(みずひ)をその源流とし、全長は138㎞におよびます。今回の館長トークでは、特に多摩川の下流域を中心に、治水や利水、また河川交通などをテーマに、その自然や歴史、またその影響を受けた流域の歴史についても紹介します。2022年度中に館長がお話しする「多摩川をさぐる」の講座は、年間4回の実施を予定しています。

日時 2022年6月23日(木)午後2時~3時30分
講師 望月 一樹(当館館長)
集合 当館講堂
定員 50名(申込多数の場合は抽選)
参加料 無料(ただし、当日の常設展観覧券が必要です)
申込 「事前申込のご案内」をご覧ください。
「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。
申込締切 2022年5月31日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・本講座は今年度4回の実施を予定していますが、お申し込みは各回ごとになります。
・ご来館される前にこちらをご確認ください。
・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。
・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。
・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。

ページトップに戻る