催し物
見学会
現地見学会「横浜・関内を歩く」
特別展で古い地図を見ていると、今その場所はどうなっているのだろう、ということが気になってきませんか? 今回の現地見学会は横浜開港資料館の吉﨑雅規さんを講師に迎え、幕末から明治期の関内・山手地区の外国人居留地施設やその跡地等について、地図を見ながら現地で解説するツアーを行いました。
当館をスタートし、幕末の地図で現在の位置がどの辺りかを確認したあと、まずは馬車道から日本大通りをつなぐ本町通りを通って、象の鼻パークまで移動しました。この本町通り付近には日本人町が作られており、主要な角地には大きな商館などが建てられていたとのこと。現在に至るまで銀行が多いのも海外との商業中心地と考えれば納得です。
象の鼻パーク周辺では、当時の貿易の最前線であった波止場が現在どうなっているかなどを見学しました。その他象の鼻パークの付近にあるシルクセンターのあった場所は、ジャーディン・マセソン商会というイギリス商館があった場所だったことや、もう少し内陸側には同じイギリス繋がりのストラッチャン商会のあったこと、その取扱商品だった大砲が出土されており、街中に展示されている所などを見学しました。
関内近辺は割と真っ直ぐ垂直に交差する道が多いのですが、元町中華街方面に進むと急に斜めに通った道が現れます。古い地図を参照すると中華街の辺りには田んぼが広がっており、そのあぜ道が斜めの道の元であったことなども理解できます。そのまま中華街方面へと移動し、特に幕末から開国期に力を持った銀行関連の跡地などを廻りました。その後はフランス山の端を登り山手側へと移動し、元々は港の見える丘公園のすぐ横辺りが海であったことなどを解説しつつ、港の見える丘公園で見学終了となりました。
古い地図が今に繋がる楽しさを、参加された皆さんに実感していただけたようです。
横浜の関内地区には、外国人居留地に関する施設が数多く立地していました。本見学会では、それらの跡地を歩いて巡り、主に幕末から明治期の地図を参考にしながら当時の様子を解説します。
日時 | 2022年9月22日(木) 午後2時~4時 |
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講師 | 吉﨑 雅規 氏(横浜開港資料館 調査研究員) |
会場 | 関内周辺 |
定員 | 15名(申込多数の場合は抽選) |
参加料 | 無料 |
申込 | 「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。 |
申込締切 | 2022年8月30日(火)必着 申込受付は終了しました |
注意事項 | ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・感染防止策チェックリストはこちらをご確認ください。 ・新型コロナウイルス感染防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 |