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講座・講演会

講演会「鼎談!黎明期の鎌倉を語りつくす」

特別展「永福寺と鎌倉御家人」の関連行事として、鼎談形式の講演会を実施しました。永福寺跡のある鎌倉では、戦前から在野研究者が大きな役割を果たしていました。そこから現在までどのように歴史研究が続けられてきたのか、それが永福寺とどう関わってくるのか?を読み解いていきました。
前半では、現在も鎌倉研究に携わる3名の講師から、それぞれ「国寶史蹟研究会の歩みと鎌倉研究(八幡氏)」、「鎌倉における考古学研究の展開と現在(馬淵氏)」、「永福寺の史跡保存の在野研究者(古川氏)」というトピックでお話いただきました。
後半は鼎談形式で、永福寺の浄土伽藍、発掘、忍性集団、文献資料、造像、京都の影響力などのトピックについて論じていただきました。参加された方からは「永福寺の保存に際し、昔からの研究者の方々の努力に敬意を感じました。」「永福寺が焼失したにもかかわらず、発掘調査により伽藍の配置まで予想できていたことに驚いた。」などの感想をいただいています。歴史を残すために努力した人々、現在もその研究が続いていることについて、改めて認識いただく機会となったようです。


戦前から豊かな研究蓄積を誇る中世鎌倉研究は、地域で活動した在野の研究者によって支えられながら現在に至っています。赤星直忠氏・八幡義生氏の活動から永福寺史跡保存への歩み、さらには世界遺産の鎌倉不登録、近年の史跡保存問題から今年の大河ドラマまで、多彩なトピックを三人の研究者が語りつくす、予測不能の鼎談会(放談会!?)です。

日時 2022年10月16日(日)午後1時30分~4時
講師 八幡 義信 氏(国寶史蹟研究会会長)
馬淵 和雄 氏(一般社団法人 鎌倉・中世文化研究センター)
古川 元也 氏(日本女子大学教授)
※司会:渡邊  浩貴(当館学芸員)
会場 当館講堂
定員 40名(申込み多数の場合は抽選。)
受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です)
申込 「事前申込のご案内」をご覧ください。
「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。
申込締切 2022年9月20日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
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