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講座・講演会

館長トーク「多摩川をさぐる③ 多摩川下流域の利水」

多摩川の水を利用し、田んぼに水を引くために作られた「用水」。東京都側の代表的な用水には玉川上水・九ヶ村用水・府中用水などがあげられます。神奈川県側では、現存する最古の灌漑用水「二ヶ領用水」が江戸時代のはじめ頃に作られました。今回はその二ヶ領用水を例に、開削工事の様子から流路の変遷、完成後の維持管理、利用の状況などについて、歴史資料を交えながら解説しました。「多摩川の水の活用」にちなみ、実は開国時の外国人居留地の飲料水は二ヶ領用水から引かれていたこと、二ヶ領用水の水を利用して氷の生産が行われていたこともご紹介したところ、参加者された方からは「多摩川の水を上水として使用できていたことは驚き」といった声も聞かれました。


神奈川県と東京都の境を流れる多摩川は、山梨県の笠取山にある水干をその源流とし、全長は138kmにおよびます。今回の館長トークでは、特に多摩川の下流域を中心に、治水や利水、河川交通などをテーマに、その自然や歴史、また影響を受けた流域の歴史についても紹介します。3回目は、現存する県内最古の灌漑用水である「二ヶ領用水」を中心に、多摩川の水の利用についてお話します。

日時 2023年1月12日(木) 午後2時~3時30分
講師 望月 一樹(当館館長)
会場 当館講堂
定員 50名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券が必要です)
申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。

※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。「申込フォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。

申込締切 2022年12月20日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
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・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。
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