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講座・講演会

記念講演会「祥啓と関東水墨画―中世東国の文化遺産」

特別展の関連講座である記念講演会「祥啓と関東水墨画-中世東国の文化遺産」を関東水墨画研究の第一人者である成城大学教授 相澤 正彦氏を講師にお招きして開催しました。

前半は、祥啓の事績や歴史的背景をお話しいただきました。一師匠である芸阿弥の「観瀑図」と祥啓の「山水図」などを見比べて、細かな部分まで丁寧に描かれた線や、自然の表現など、描き方の共通点や違いを指摘し、芸阿弥に比べると表現の仕方が剛直な祥啓は真面目な性格であったのではないかとの解説で祥啓の特徴を知ることができました。

後半では、祥啓の次世代である興悦や啓孫の作品と、雪舟との関わりについても解説いただきました。参加者からは「水墨画の楽しみ方が分かりました」「雪舟と祥啓の比較が面白かった」などのご感想をいただき、関東水墨画に関する関心が高まった講座となりました。


特別展「あこがれの祥啓―啓書記の幻影と実像―」の開催を記念して開講する講演会です。1998年に開催された特別展「関東水墨画の200年」(栃木県立博物館、神奈川県立歴史博物館)を担当するなど関東水墨画研究の第一人者として研究を先導してきた研究者に、祥啓が関東水墨画の歴史に果たした役割やその功績についてお話しいただきます。

日時 2023年5月14日(日)午後1時30分~3時30分
講師 相澤 正彦 氏(成城大学教授)
会場 当館講堂
定員 各回50名(申し込み多数の場合は抽選)
受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券(招待券を含む)が必要です)
申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。
※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。
申込締切 2023年4月18日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
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