催し物

大学生向け催し物

大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」

博物館に関心のある大学生向けに体験講座を実施しました。

前半は常設展示室と、普段見られない図書整理室や事務所などバックヤードの見学を行いました。光に弱い資料を守るため展示室が暗いことや、所蔵できない資料は複製資料を用いて展示することなどを説明し、資料を守ることは博物館の重要な使命であることを紹介しました。

         

後半は、工芸担当の鈴木学芸員が資料の取扱いについてレクチャーをした後、実際に調書を取り、梱包を体験しました。調書とは、作品調査の記録書です。まず作品がどんな資料であるのか所見を記します。さらに作品の状態が変化するような事態が生じた際にどこまでが本来の状態で、どの程度変化したのかということが分かるよう、資料の状態や特徴についてチェックし、作成します。

           

調書を取った後は、梱包作業を行いました。梱包は、薄葉紙(うすようし)や布などを使って資料に負担をかけないよう保護し、作品を安全に保つために行います。貴重な資料を後世に残すためには、「資料のことをよく知り、向き合うことが重要」という鈴木学芸員の説明を学生の皆さんが熱心に聞いている姿が印象的でした。

           

学芸員を目指している方だけでなく、博物館に興味を持っている学生さんたちに博物館の裏側を知ってもらうことができた講座となりました。

 


博物館に関心ある大学生向けの体験講座です。博物館の展示ケースの中に並ぶ作品の数々は、どのような過程を経て展示されているのでしょうか?当館の展示室やバックヤードの見学に加え、学芸員の重要な仕事の一部でもある作品の取り扱い(調書作成・梱包)について学芸員のレクチャーを受けながら体験し、博物館の裏側を知る講座です。

日時 2023年6月25日(日)午後1時00分~3時30分
講師 鈴木 愛乃(当館学芸員)
大柳 麻美(当館企画普及課非常勤学芸員)
会場 当館講堂
定員 10名(学芸員の課程を履修していない学生も申し込み可。申込多数の場合は抽選。)
受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券(招待券を含む)が必要です)
申込 「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。
※「申し込みフォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。
申込締切 2023年5月30日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
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