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講座・講演会

館長トーク「徳川家康と”御殿”」

今年度2回開催する予定の館長トークの1回目を開催しました。今回のテーマは「徳川家康と“御殿”」です。
江戸時代初期、家康は鷹狩のための宿泊施設として、神奈川県内に5つの御殿(小杉御殿、神奈川御殿、藤沢御殿、中原御殿、箱根御殿)を建てました。
家康にとっての鷹狩は娯楽だけでなく、郊外に出て庶民の様子を視察することや、自身の健康のためでもあったことを解説し、当時の御殿の様子が記された資料の紹介をしました。残念ながら、御殿そのものは現存しておらず、現在は地名や石碑のみが残っている場所が多いですが、近年の発掘調査で御殿の構造が明らかになってきていることもお話しました。
最後に「家康トピックス」として、『徳川家康起請文』(当館所蔵)を紹介しました。起請文とは神仏に物事の実行などを誓う文書で、家康が北条氏規の身命を保証することを約束したことが記されています。
参加者の方々からは「大河ドラマを見ているので、関心が高まった」「家康トピックスも面白かった」という感想をいただきました。
次回の館長トークは、神奈川における江戸時代のサトウキビ栽培と砂糖製造についてお話しする予定です。

 


「御殿」とは、徳川将軍が利用した休泊施設をいいます。近世初頭、徳川家康は鷹狩りを名目とした民情視察を行うにあたり、神奈川県内の街道に「中原御殿」や「神奈川御殿」など、いくつかの御殿を建設しました。今回の館長トークでは、御殿の実態と家康の利用状況などについて紹介します。

日時 2023年7月13日(木) 午後2時~3時30分
講師 望月 一樹(当館館長)
会場 当館講堂
定員 60名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料(ただし、当日の常設展観覧券が必要です)
申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。
※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。「申込フォーム」でのお申し込みの場合、携帯電話・スマートフォンやパソコンにドメイン設定(受信拒否設定)をされていると、結果をお知らせするメールを受信することができない場合がございます。ドメイン設定を解除していただくか、『@dshinsei.e-kanagawa.lg.jp』及び『@kanagawa-museum.jp』を受信リストに加えていただきますようお願いします。
申込締切 2023年6月20日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
・本講座は今年度2回の実施を予定していますが、お申し込みは各回ごとになります。
・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。

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