催し物

講座・講演会

記念講演会「近代日本 美術というあきない」

特別展「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」の記念講演会第3回は、本展覧会を担当した学芸員による、美術の売買をテーマとした内容でした。
特別展で展示されている工芸品の多くは、横浜から海外へ輸出された後、日本に里帰りしたものです。

美術商が軒を連ねていた近代の横浜では工芸品や美術品の売買が盛んで、漆器は輸出品の花形でした。当時、漆器や木工芸、家具などの「工芸」と、絵画・版画などの「美術」はカテゴリーが明確に分けられており、お披露目(展覧会)の場も売買の場も異なっていました。講演会では「工芸」「美術」の売買がそれぞれどのように行われていたかや、貿易のなかの「美術」の役割について、具体例を示しながら、美術というあきないの実態についてわかりやすく紹介しました。

商売とい う視点から美術をとらえた講演内容は参加者の皆さんにとっても新鮮だったようで、「予想外の内容に驚きましたが、すばらしかったです」「“美術”というものを輸出していた時代が現在と比べてなんと高尚だったかと感じました」などという感想をいただきました。

 

 


近代の横浜には、多くの漆器商が軒を連ねていました。近代横浜を舞台に、工芸品や絵画の流通を海外の事例も含めて、美術の商売の実態を考えます。

日時 2024年6月16日(日) 午後1時30分~3時
講師 角田 拓朗(当館主任学芸員)
会場 当館講堂
定員 60名(申込み多数の場合は抽選)
受講料 無料(ただし、当日の特別展観覧券が必要です)
申込 「往復はがき」または「申し込みフォーム」でのお申し込みとなります。

・「往復はがき」でのお申し込みの場合、行事名・開催日・郵便番号・住所・氏名(ふりがな)・電話番号を全て明記のうえ、締切日(当日必着)までに当館へお送りください。
・複数で(最大4名まで)参加希望の場合は、必ず参加される方の全員のお名前を記入してください。5名以上での参加を希望される場合は、2口に分けてご応募ください。

・「申し込みフォーム」を[Android端末、iOS端末]から申請する場合の注意
現在、標記の端末で利用者登録が必須でない手続の申込画面で利用者ログインを行う場合に、Googleパスワードマネージャー等によるパスワードの自動入力機能を使用していると、正しくログインができない事象が発生しています。原因については現在調査中ですが、復旧次第改めてお知らせします。復旧するまでの間は、画面右上にあるハンバーガーメニューのログインボタンからログインしていただくか、Googleパスワードマネージャー等の設定をオフにして御利用いただくようお願いします。 ※当該不具合は、パソコンでは発生しません。

※抽選の有無に拘わらず、結果は締切日から 10 日以内にご連絡します。
※同一人からの複数の申請については、1件として扱います。
※記載事項に不備があると受付けができない場合もあります。

申込締切 2024年5月28日(火)必着
申込受付は終了しました
注意事項 ・ご来館される前にこちらをご確認ください。
・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。

ページトップに戻る