催し物
子ども向け催し物
子ども向けワークショップ「寄木細工のコースターを作ろう」
特別展「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」に関連した子ども向けワークショップ「寄木細工のコースターを作ろう」を実施しました。
江戸時代、色や木目が異なる木のパーツや板を組み合わせた寄木細工で飾られた工芸品が静岡や箱根で製作され、大変人気がありました。開港後、西洋で日本の工芸品の需要が高まると、横浜などの貿易港を通じて盛んに輸出され、その高度な技術や自由な造形表現は外国の人々をも魅了しました。
ワークショップでは篠田英治氏を講師にお招きして、小さな木のパーツを組み合わせてオリジナルのコースターを作りました。
まずはパーツ選びから始めます。薄茶、こげ茶、黄、薄緑、紫など木の種類によって異なる色のパーツを選び、これらをパズルのように組み合わせてコースターのデザインを考えます。作りたいデザインが決まったら、組み合わせた各パーツを木工用接着剤で接着し、乾いたら完成です。
「こっちの色のほうがいいんじゃない?」「この木(パーツ)はここじゃなくて、こっちに置いたほうがいいよね」など、親子で話しながら、コースターを共同で作り上げていきました。
また、篠田氏による寄木細工の実演がありました。市松模様のように組み合わせた木の塊をかんなで削り、ごく薄いシート状にします。そのシートを透かせて眺めた子どもたちからは、「すごいペラペラだね!」と驚きの声が上がりました。
神奈川県の子どもたちには箱根の寄木細工は馴染みが深いこともあってか、たくさんの親子がワークショップに参加してくださいました。
江戸時代から受け継がれてきた伝統工芸の技術と魅力を、次の世代、その次の世代へと受け継いでいきたいものです。
特別展「近代輸出漆器のダイナミズム―金子皓彦コレクションの世界―」に関する子ども向けワークショップです。寄木のパーツをボンドで貼り合わせてミニコースターを作ります。寄木細工の技法でオリジナルコースターを作ってみませんか?
(左側:小サイズ550円、右側:大サイズ1100円)
日時 | 2024年5月5日(日・祝) [1]午前10時30分~12時30分 [2]午後1時30分~3時30分 ※ワークの所要時間は30分から1時間程度 |
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講師 | 篠田 英治氏(寄木工房 銀) |
会場 | 当館会議室 |
対象 | 小学生以上の子どもとその保護者 |
定員 | なし(会場内定員20名、随時受付) |
参加費 | 小サイズ550円 or 大サイズ1100円 (材料費、当日ミュージアムショップにてサイズをお選び頂きます。) |
申込 | 予約不要・先着順。 当日開始時間前までにミュージアムショップにてコースターのサイズをお選び頂いてから、会場にお越しください。 |
注意事項 | ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 |