催し物
大学生向け催し物
大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」
昨年からスタートした大学生向け体験講座「博物館の裏側を知ろう」。博物館の活動に関心のある大学生を対象に、普段見ることのできない博物館のバックヤード見学と、学芸員の仕事の一部を体験する講座を実施しました。
前半は、図書整理室や事務所などのバックヤード、常設展示室を見学しました。参加者は、博物館が様々な職種の職員から成り立っていることや、展示室の資料を守る取組みの一つとして、光に弱い資料を守るため展示室の照明を暗くしていることに納得できた様子でした。また、所蔵できない資料は複製資料を用いて展示を行っている点にも関心を持ってもらえたようです。
後半は、中世(彫刻)担当の神野主任学芸員が仏像の取り扱いや、仏像を鑑賞するポイントを説明しました。
レクチャーを聞いた後、参加者は調書作成に挑戦しました。調書は、作品調査の記録書となるものなので、細かに情報を記録することが重要です。神野主任学芸員が計測した寸法を参加者は調書に書き込み、像底(ぞうてい)部分をじっくり観察して、スケッチしました。
最後に、梱包で使用する布団(綿を薄葉紙で包んだもの)を作成し、それらを使って神野主任学芸員が、仏像の梱包を行うところを見学しました。作品は様々な過程を経て展示されていることを知り、参加者からは「学芸員の仕事について知ることができた」、「調書体験が楽しかった」などの感想がありました。
博物館の裏側を知ることで、博物館の活動により関心を持ってもらう機会となりました。
博物館に関心ある大学生向けの体験講座です。博物館の展示ケースの中に並ぶ作品の数々は、どのような過程を経て展示されているのでしょうか?当館の展示室やバックヤードの見学に加え、仏像の調書を作成する体験や、学芸員が作品の梱包をしている様子を見学するなど、学芸員の仕事の一部を体験しながら、博物館の裏側を知る講座です。
日時 | 2024年6月30日(日)午後1時00分~3時30分 |
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講師 | 神野 祐太(当館主任学芸員) 大柳 麻美(当館非常勤学芸員) |
会場 | 当館講堂 |
定員 | 10名(学芸員の課程を履修していない学生も申し込み可。申込多数の場合は抽選。) |
受講料 | 無料(ただし、当日の常設展観覧券(招待券を含む)が必要です) |
申込 |
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申込締切 | 2024年6月11日(火)必着 申込受付は終了しました |
注意事項 | ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・天候の急変等により、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページにてお知らせします。 |