展示

常設展室内トピック展示

美術に見る人力車 浮世絵と工芸から[前期]

 明治時代の新たな交通手段として明治3年(1870)に登場した「人力車」は、人々の足として高い利用率を誇りました。その広がりは、当時の美術品からも読み取ることができます。中でも、浮世絵には文明開化の時事的アイコンとして、外国人向けの土産物として人気を博した工芸品には日本らしさを示すアイコンとして人力車を選んだ作品が多数存在しています。
 今回の展示は、2026年3月に開催した「けんぱくトークフェス」での話を踏まえ、浮世絵と工芸品に見る人力車を描いた作品をご紹介します。

開催情報

常設展室内トピック展示美術に見る人力車 浮世絵と工芸から[前期]

概要

■展示期間:2026年10月17日(土)~11月23日(月)
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日(11月23日は開館)
■会場:常設展示室2階 テーマ3 近世
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
一般300円、20歳未満・学生200円、高校生・65歳以上100円
※中学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は無料
※神奈川県立の美術館・博物館の有料観覧券の半券持参で団体料金になります。詳細はこちら。

東京都日本橋御高札場之図(部分)

人力車が普及したとされる明治3年(1870)に刊行された浮世絵には、多様な形状の人力車が往来を行き来する様子が描かれています。

横浜異人館之図(部分)

当時の記録によると、蒔絵(まきえ)で車体を派手に装飾した人力車が大流行していたようです。浮世絵にも牡丹や波模様などが大きく描かれた人力車が多数登場します。

横浜写真アルバム

横浜の写真館を中心に、外国人のお土産として制作されたアルバムの表紙には、人力車が多くみられます。日本らしさや旅情を感じさせる、人気のモチーフだったのでしょう。

展示リスト

作品名 作者
東京往来車尽 芳虎
東京都日本橋御高札場之図 歌川広重(三代)
横浜異人館之図 芳虎
東京横浜名所一覧図会 六郷わたし 歌川広重(三代)
東海名所改正道中記 十一 小田原 歌川広重(三代)
諸工職業競 諸車製造之図 細川年一
東京銀座街日報社 小林清親
大川岸一之橋遠景 小林清親
横浜写真アルバムより 人力車 日下部金兵衛
横浜写真アルバム

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