展示
コレクション展
横浜真葛焼優品展
横浜の誇る近代日本のやきもの「真葛焼」は、宮川香山〈初代〉(1842~1916)がはじめた陶磁器を指します。
香山は明治4年(1871)に横浜の地で輸出用陶磁器制作を始めました。香山は独自に開発した釉薬を用いて、装飾性に富む多くの質の高い作品を世に送り出すとともに国内外の博覧会で受賞を重ね、「真葛焼」の名は広く知れ渡るようになりました。香山が世を去った後は息子たちが真葛焼を継承しますが、昭和20年の横浜大空襲の際、3代目にあたる後継者が犠牲となり、この伝統は途絶えたままになっています。
今回は、この「幻の名窯」ともいわれる真葛焼を、当館所蔵の真葛コレクションの中から、約30点を選んで展示します。
開催情報
概要
■会期:
2003年12月20日(土)~2004年2月22日(日)
■観覧料:無料
会場
コレクション展示室
青華菊文花瓶