展示

常設展トピック展示

没後160年 歌川国芳の魅力 【第4回】国芳が描いた女性たち

昨年2021年は歌川国芳(1798~1861)の没後160年の年でした。国芳の「奇想」とも呼ばれる縦横無尽な発想と確かな筆致による表現は、150年以上経った現代に生きる人々をも魅了する力を持っています。この機会に常設展示室2階テーマ3 近世で丹波コレクションの国芳作品を5回にわけて展示します。

トピック展示「国芳」の4回目は国芳が女性を描いた作品を紹介します。国芳が活躍した時代の美人画では、歌川国貞(初代、三代豊国)や溪斎英泉の作品が有名で、国芳ファンの方でも国芳作品の中で美人画が一番好き、という方は少ないかもしれません。しかし、例えば上半身が大きく描かれた作品をよく見ると、整った顔貌であるのはもちろん、睫毛や髪の生え際などの表現が緻密であるほか、簪などの装飾品や着物の柄など(特に縞物)にもセンスが感じられ、なかなか魅力的です。また、女性の姿だけでなく、コマ絵(小さな挿し絵)で別の情報を加えて、1枚で2つの面白さを楽しめる作品や、故事・伝説上の女性の姿にその物語を記した作品もあります。本展で国芳が引き出そうとした女性の魅力を感じ取っていただければ幸いです。

トピック展示は常設展示室内の小特集的な展示です。

開催情報

ご来館される前にこちらをご確認ください。

常設展トピック展示没後160年 歌川国芳の魅力 【第4回】国芳が描いた女性たち

概要

■展示期間:2022年1月12日(水)~2月23日(祝・水)予定
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日、1月25日(火)、2月15日(火)
■会場:常設展示室2階 テーマ3 近世
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
一般300円、20歳未満・学生200円、高校生・65歳以上100円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
※神奈川県立の博物館等の有料観覧券の半券提出による割引制度あり

初雪の戯遊

巨大な雪だるまの猫を作る女性たち。とても寒そうですが、着物の柄が華やかです。

縞揃女弁慶 五条橋

五条の橋の上に立つ、女性の着物の格子柄は弁慶縞と呼ばれるものです。大胆な格子柄が特徴で、流行したそうです。

賢勇婦女鏡 常盤御前

源義経の母、常盤御前。義経を含めた3人の子を連れた雪中の逃避行は浮世絵にも繰り返し描かれました。

展示リスト

作品名
流好御染物帳 子持あられ
大願成就有ヶ滝縞 初花
縞揃女弁慶 三井
縞揃女弁慶 五条橋
賢勇婦女鏡 常盤御前
忠孝名誉奇人伝 兼女
初雪の戯遊
山海愛度図会 九 身まゝになりたい 越後布
山海女天たい図会 廿 ヲゝつめたい 信州諏訪八目鰻
山海愛度図会 廿二 つゞきがみたい  志州西宮白魚
山海愛度図会 廿八 たんと釣たい 屋張焼物
山海目出度図会 三十五 がんがたべたい 石見大熊
山海愛度図会 五十七 はやく酔をさましたい 豊前小倉縞

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