展示
常設展室内トピック展示
没後160年 歌川国芳の魅力 【第6回 (最終回)】六玉川(むたまがわ)
※ 催し物は変更・中止になる場合があります。
※ 感染防止対策として、密を避けるため入場制限を行う場合があります。
昨年8月からはじまったトピック展「没後160年歌川国芳の魅力」も今回第6回「六玉川」が最終回です。
いにしえから歌に詠まれた六つの玉川(野田〈宮城県〉、調布〈東京都〉、野路〈滋賀県〉、井手〈京都府〉、三島〈大阪府〉、高野〈和歌山県〉)は「六玉川」と呼ばれ、浮世絵の画題にもなりました。国芳以前にも鈴木春信、喜多川歌麿、窪俊満らが美人画を描いています。今回ご紹介する国芳の作品も大判(紙の定型)を横に3枚つなげた大きな画面に各玉川の光景を描き、その光景を背景に大判1枚に一人、大きく女性を描いた典型的な形式の美人画です。
遠い昔の人が詠み、長く伝えられた歌を国芳は江戸時代の風俗に置き換えました。その国芳の構想力をお楽しみください。
開催情報
概要
■展示期間:2022年4月5日(火)~5月17日(火)
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日, 4月12日, 26日(火)
■会場:常設展示室2階 テーマ3 近世
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
一般300円、20歳未満・学生200円、高校生・65歳以上100円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
※神奈川県立の博物館等の有料観覧券の半券提出による割引制度あり
- 常設展の展示内容概要はこちら
武蔵国調布の玉川
調(税の一種)とする麻布をさらす光景。水がはじけ飛ぶ一瞬を線であらわしています。 |
山城国井出の玉川
井手の玉川は山吹と蛙が歌に詠まれました。本図に歌は記されませんが、ポイントは押さえられています。 |
紀伊の国高野の玉川
美人画は女性達のファッションにも眼がひかれます。この女性の帯は大きな蛙の文様です。現代人から見ても斬新なのではないでしょうか。 |
展示リスト
作品名 |
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陸奥国千鳥のたま河 |
武蔵国調布の玉川 |
近江国萩の玉川 |
山城国井出の玉川 |
摂津国擣衣の玉川 |
紀伊の国高野の玉川 |