展示

常設展室内トピック展示

没後130年 月岡芳年展 【前期】芳年の描くヒロイン

※ 催し物は変更・中止になる場合があります。
※ 感染防止対策として、密を避けるため入場制限を行う場合があります。

月岡芳年は、昨今「最後の浮世絵師」として親しまれる、明治時代を代表する浮世絵師です。芳年といえば、鮮血の描写が印象深い「血みどろ絵」が有名ですが、その画業の幅は広く、生涯さまざまなジャンルの浮世絵を手がけていました。

芳年没後130年の節目を受け、この秋は月岡芳年特集として、芳年が女性を題材として描いた浮世絵に注目し、2回に渡って展示を行います。

「芳年の描くヒロイン」と題して、歌舞伎、伝記、講談など、さまざまなお話に登場する女性たち(人ならざる者も含む)を取り上げます。登場する女性たちは皆、仕草や表情に意思を宿しており、明治という新しい時代を生きた芳年の境地がみせる魅力にあふれています。リアルを越えたフィクションの中で、時に逞しく、時に艶やかに描かれる女性たちの姿をご覧ください。

開催情報

ご来館される前にこちらをご確認ください。

常設展室内トピック展示没後130年 月岡芳年展 【前期】芳年の描くヒロイン

概要

■展示期間:2022年8月25日(木)~10月2日(日)予定
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日(9月19日は開館)、9月27日(火)
■会場:常設展示室2階 テーマ3 近世
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
一般300円、20歳未満・学生200円、高校生・65歳以上100円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
※神奈川県立の博物館等の有料観覧券の半券提出により団体料金になります。

新撰東錦絵 橋本屋白糸之話(部分)

黒頭巾を被った女性は、遊廓に潜入するために男装をしています。彼女の考えた遊女に入れ込む夫を取り戻すための作戦は、成功するのでしょうか。

皇国二十四功 尾上の召仕お初(部分)

陰謀によって自害に追い込まれた主人の仇をとるべく立ち上がった召仕(めしつかい)のお初。主人の形見であり、遺恨の品でもある草履で、刀を拭っています。

新形三十六怪撰 四ツ谷怪談(部分)

生活の疲れからかうつらうつらとしている女性に、蛇のように鎌首をもたげる帯がこれから起こる不幸を知らせています。彼女の名前は「お岩」。四谷怪談は、現在も語り継がれている悲劇の怪談話です。

展示リスト

作品名
新撰東錦絵 生嶋新五郎之話
新撰東錦絵 大仁坊梅ヶ枝を殺害の図
新撰東錦絵 橋本屋白糸之話
新撰東錦絵 延命院日当話
吾嬬絵姿烈女競 遊妓喜遊
芳年武者无類 阪額女
皇国二十四功 尾上の召仕お初(後摺)
新形三十六怪撰 清玄の霊桜姫を慕ふの図
新形三十六怪撰 さぎむすめ
新新形三十六怪撰 大森彦七道に怪異に逢ふ図
新形三十六怪撰 小町桜の精
新形三十六怪撰 清姫日高川に蛇躰と成る図
新形三十六怪撰 皿やしき於菊の霊
新形三十六怪撰 節婦の霊滝に掛る図
新形三十六怪撰 四ツ谷怪談
新形三十六怪撰 二十四孝狐火之図

今後の展示予定

【後期】 芳年が描く別嬪(仮)
 展示期間:10/5(水)から (予定)

ページトップに戻る