展示
特別陳列
松平造酒助江戸在勤日記-武士の絵日記-
松平造酒助久茂(まつだいらみきのすけひさしげ)は庄内藩(現山形県鶴岡市周辺)の上級武士で、元治元(1864)年8月より約1年間江戸に在勤し、江戸市中取締を主導する任にあたりました。造酒助は江戸在勤中に50冊にもおよぶ日記を記し、国元の家族へ送っています。この日記にはかわいらしい挿絵がふんだんに描かれ、その挿絵から造酒助の生活やその時の心情を見ることができます。さらに近年には、造酒助の国元である鶴岡市郷土資料館に、造酒助が同時期に国元へ送った100通を超える書簡が収蔵されていることが判明し、日記と書簡の研究から様々なことが解明されました。本展示では、造酒助の江戸における生活や職務、造酒助が見た幕末江戸の様相を紹介します。
※ 混雑時は入場制限をする場合があります
開催情報
会期・休館日・開館時間・観覧料
■会期:2023年2月18日(土)~4月9日(日)
■休館日:月曜日、2月24日(金)、28日(火)、3月14日(火)、22日(水)
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■観覧料:
常設展示観覧料でご覧いただけます。
一般300円(250円)
20歳未満・学生200円(150円)
65歳以上・高校生100円
※( )内は20名以上の団体料金、中学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は無料
※神奈川県立の美術館・博物館有料観覧券の半券提出により団体割引料金になります。
会場
神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室 第1室
主催
神奈川県立歴史博物館
協力
鶴岡市郷土資料館
助成
本展覧会はJSPS科研費JP18K00951の助成を受けたものです。
関連動画
神奈川県の動画広報「かなチャンTV」にて、関連動画を掲載しています。ぜひご覧ください。
展示構成
- プロローグ 幕末の庄内藩
- 1章 松平造酒助
- 2章 造酒助の江戸在勤生活
- 3章 造酒助の職務
- 4章 造酒助の見た江戸
- 5章 その後の造酒助
- エピローグ 武士の絵日記と江戸在勤武士の日記
展示ガイド
関連資料
※本展の図録はありません。科学研究費成果報告書『幕末期地方藩士による江戸在勤日記の基礎的研究』は下記からPDFでもご覧いただけるほか、当館ライブラリーでも閲覧できます。松平造酒助江戸在勤日記の原本の画像はデジタルアーカイブでも閲覧いただけます。
- 科学研究費成果報告書『幕末期地方藩士による江戸在勤日記の基礎的研究』 2022年 [PDF/13MB]
- 翻刻集・出品目録 [PDF/8MB]
- 特別陳列【松平造酒助江戸在勤日記】関連文献リスト
ここで紹介している図書のうち、当館所蔵分はミュージアムライブラリー特設コーナーでご覧いただけます。
主な展示品
関連展示
常設展示トピック展「造酒助とかながわ 部下久蔵の江ノ島日帰り旅」
会場:2階 常設展示室テーマ3近世
会期:2月4日(土)~4月9日(日)
関連行事
- 連続古文書講座「松平造酒助江戸在勤日記を読む」(全3回)
- 記念講演会「松平造酒助江戸在勤日記の魅力」
- 学芸員による展示解説
※ 関連行事の詳細は、催し物案内をご覧ください。