展示

常設展室内トピック展示

四十七人の英雄たち

※ 催し物は変更・中止になる場合があります。
※ 感染防止対策として、密を避けるため入場制限を行う場合があります。

四十七人の赤穂藩の浪士たちが主君浅野内匠頭に代わって吉良上野介を殺害した赤穂事件は、元禄15年12月14日に起きました。この日は西暦では1703年の1月30日となり、つまり今年で320年となります。赤穂事件は後年『忠臣蔵』の物語となって親しまれてきました。物語の中で詳しく語られる主要人物は限られていますが、四十七士を等しく讃える浮世絵も数多くあり、江戸の人々は四十七士を「箱推し」していたといえます。

この展示では「四十七士」を取り上げた作品を紹介します。今でも泉岳寺で行われる義士祭には大勢の人々が訪れ、それぞれの墓に線香を手向けています。300年以上日本人の心を掴み、愛された人々を、浮世絵師たちそれぞれの個性で描いた肖像をお楽しみください。

開催情報

ご来館される前にこちらをご確認ください。

常設展室内トピック展示四十七人の英雄たち

概要

■展示期間:〜2023年2月21日(火)予定
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日、1月31日(火)
■会場:常設展示室2階 テーマ3 近世
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
一般300円、20歳未満・学生200円、高校生・65歳以上100円
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料
※神奈川県立の博物館等の有料観覧券の半券提出により団体料金になります。

誠忠義士討入姓名(部分)

上部に義士たちの氏名、討ち入り時の役割(弓、鎗〈やり〉ほか)、年齢が記されています。一部に同じ音の違う漢字を当てていますが、史実の四十七士それぞれの本名を思い起こさせたでしょう。

義士本望遂酒店会賀引取図(部分)

四十七士たちが主君の仇を討ち取るという「本望」を遂げた後、墓所へ報告に向かう途上で酒をふるまわれています。義士達が樽を囲んで祝杯をあげる、これこそ江戸の人々が見たかった光景なのではないでしょうか?

義士四十八之像(部分)

「仮名手本忠臣蔵」で討ち入り前に自害した早野勘平も含めて48人それぞれが、簡単な筆致で描かれています。現代のトレーディングカードのように楽しんだのでしょうか?

展示リスト

作品名 作者
忠臣蔵夜討大手ノ義士廿四人搦手ノ義士廿三人弐国橋会合図 歌川豊国(三代)
誠忠義士討入姓名 芳員
義士本望遂酒店会賀引取図 五雲亭貞秀
義士本望を達して仙国寺へ引取固の図 歌川国芳
忠臣蔵焼香ノ図 歌川豊国(三代)
義士四十八之像 芳虎

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