展示

常設展室内トピック展示

明治の美術【第1期】没後130年 五姓田義松 明治を描く

横浜の美術【第1期】展示風景

 明治という時代を考えることは、いま、現代を考えることにつながります。
 明治には、西洋から学びながら、多くの社会制度が整えられていきました。美術もそのひとつでした。トピック展示「明治の美術」では当館所蔵品を中心に紹介しながら、その活動の大きな広がりを、一年を通じて考えていきたいと思います。
 開館以来、当館では、幕末明治の美術を集中的に収集し、調査研究そして展示活動を継続してきました。その理由は、当館が横浜に立地しているという地域性に由来します。また、その時期の美術やその周辺の造形は、西洋の視覚文化を直接的に学んで反映し、また同時に、日本という存在を海外にアピールする性格が認められます。その時代精神を直接的に理解するためには、たいへんに有効なのです。
 ただ、私たちがいま「美術」と想像するモノたちだけでは、明治の美術は理解できません。日本画や洋画、彫刻、また明治以前の文化財などを「美術」と定めたわけですが、一方で、今日でいうところのマンガやデザイン、工芸品の多くは「美術」に含めない、あるいはそのヒエラルキーのなかで低位に据えていました。しかし、今日の眼からみれば、むしろそこから漏れ落ちた雑多なモノたちも面白く、それらも含めて「美術」をつくろうと運動していた時代だったのだと理解できます。その多様性こそが、明治の美術の魅力だといえます。
 鉛筆画、版画、書籍、工芸品、様々なモノを通じて、明治の活力をご鑑賞ください。

開催情報

常設展室内トピック展示明治の美術【第1期】没後130年 五姓田義松 明治を描く

ご来館される前にこちらをご確認ください。

概要

■展示期間:2023年3月11日(土)~5月26日(金)予定(途中、2回、展示替あり)
■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)
■休館日:月曜日、4月11日(火)、25日(火)
■会場:常設展示室2階 テーマ4 近代
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
 一般300円(250円)、20歳未満・学生200円(150円)、高校生・65歳以上100円(100円)
※中学生以下・障害者手帳等をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金
※神奈川県県立の美術館・博物館等の有料観覧券の半券提出による割引制度あり

関連情報

愛知県立美術館企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」ポスター

愛知県立美術館では2023年4月14日(金)~5月31日(水)の間、当館が特別協力した企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」を開催しています。 詳細は下記リンク先をご確認ください。

「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景

愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 1
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 2
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 3
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 4
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 5
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 6
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 7
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 8
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 9
愛知県美術館 企画展「近代日本の視覚開化 明治-呼応し合う西洋と日本のイメージ」の展示風景 10

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