展示

コレクション展

藤助さんと幕末

 ペリー来航から37年間に渡って記された武蔵国橘樹郡長尾村(川崎市多摩区・宮前区)の「鈴木藤助日記」を中心に、近世から近代へ移り変わっていく時代をひとつの村の動きを通して紹介します。

開催情報

ご来館される前にこちらをご確認ください。

会期・休館日・開館時間・観覧料

■会期:2024年2月17日(土)~3月24日(日)

■休館日:月曜日、2月27日(火)、3月12日(火)、3月21日(木)

■開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

■観覧料:無料

会場

神奈川県立歴史博物館 1階 コレクション展示室

主催

神奈川県立歴史博物館

協力

川崎市市民ミュージアム、鈴木藤助日記研究会

展示構成

  • プロローグ 長尾村の藤助さん
  • 1章 ペリー来航と藤助さん
  • 2章 藤助さんと幕末
  • 3章 藤助さんの日常
  • 4章 藤助さんの家族
  • エピローグ 日記はかく語り継がれる

関連動画

神奈川県の動画広報かなチャンTVにて、関連動画を掲載しています。ぜひご覧ください。

動画で見る 鈴木藤助

鈴木藤助とはどういう人物だったのか動画で解説
動画で見る 現在の長尾村

鈴木藤助が住んでいた現在の長尾村の様子を動画で解説
動画で見る 暦と日記のルール

江戸時代から明治にかけての暦と鈴木藤助日記のルールについて動画で解説
動画で見る 藤助さんと食べ物

鈴木藤助が興味を持った食べ物について動画で解説

出品目録

出品目録

関連資料

※「鈴木藤助日記」原本は、デジタルアーカイブで順次公開予定です。(https://ch.kanagawa-museum.jp/kpmch-archive/)
「鈴木藤助日記」は全文翻刻、刊行されており、当館ライブラリーや公共図書館でご覧いただけます。
白石通子・小林博子編『武州橘樹郡長尾村 鈴木藤助日記 一 嘉永六年~文久元年』(2001)
白石通子・小林博子編『武州橘樹郡長尾村 鈴木藤助日記 二 文久元年~慶応三年』(2003)
鈴木藤助日記研究会編『武州橘樹郡長尾村 鈴木藤助日記 三 慶応三年~明治四年』(2005)
鈴木藤助日記研究会編『武州橘樹郡長尾村 鈴木藤助日記 四 明治五年~明治一一年』(2006)
鈴木藤助日記研究会編『武州橘樹郡長尾村 鈴木藤助日記 五 明治一一年~明治一八年』(2008)
鈴木藤助日記研究会編『武州橘樹郡長尾村 鈴木藤助日記 六 明治一八年~明治二二年』(2010)

コレクション展「藤助さんと幕末」関連文献リスト

展示ガイド

「展示(音声)ガイド」のページへリンクするバナー

主な展示品

令和2年度にご寄贈を受けた「鈴木藤助日記」は3年間にわたり修復と全頁撮影を行いました。

CU0046151 「日記 三拾七巻目(明治10年6月27日~明治11年4月12日)」

鈴木藤助日記(部分)  鈴木藤助日記(部分) 鈴木藤助日記(部分)

 CU0046111「日記 初巻(嘉永6年6月1日~7月晦日)」【表紙】
 「唐舟一条御座候」

 鈴木藤助日記 鈴木藤助日記 

 【嘉永6年7月19日】
「   落書
 唐人かはやく帰つてよかつたねヘ 八月まてはしばしおあいだ
 日本の花美を異国で洗ひはり
 具足師はあめりか様とそつといゝ
 日本を茶にして来たか上きせん たつた四はいて四日寐られぬ」
 鈴木藤助日記(部分)

 CU0046140 「日記 弐拾四巻目(慶応4年7月23日~明治2年3月13日)」【明治元年9月23日】
 「廿三日 丁酉先勝前軽末重 曇り夕七ツ半頃より雨少し降
 昨日禁帝(廷)様御たん生日ニて江戸ニては商内相休申候由、又当十九日年号改り明(治)次元年と相成申候」
 鈴木藤助日記(部分)

 CU0046121 「日記 四巻目(安政7年1月29日~安政7年閏3月30日)」
 【安政7年3月18日】等覚院本堂改築に際して
 「合天井寄進鈴木藤助幸年・同次郎左衛門、時に安政七庚申年三月出来也」
 鈴木藤助日記(部分) 神木山等覚院の写真

 

関連展示

常設展示トピック展「旅する藤助さん」

鈴木藤助は商売のため霊厳島四日市をはじめ江戸、大山街道沿いの村々をよく訪れていたが、商売以外でも信仰や保養の旅に多く赴いている。

会場:2階 常設展示室テーマ3近世
会期:2月初旬予定

関連行事

  • 連続古文書講座「藤助日記を読む」(全3回)
  • 講演会「村に残る日記から何がわかるか―地方から見る近世・近代産業の転換―」
  • 学芸員による展示解説

※ 関連行事の詳細は、催し物案内ページをご確認ください。

ページトップに戻る