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『赤星直忠考古学研究資料』デジタルアーカイブを公開しました。(2021/09/29)
『赤星直忠考古学研究資料』は、大正時代〜昭和時代、神奈川県の三浦半島を中心に考古学・歴史学・民俗学等の調査を重ね、県域における文化財保護の黎明期を築いた赤星直忠(あかほし・なおただ)氏のフィールドノートです。現在は、赤星直忠博士文化財資料館が所蔵しています。
1922〜1952年に記されたもので、全6冊からなります。内容は多岐にわたりますが、赤星氏が実施した調査の概要や写真、スケッチ等が含まれています。中には、今日では失われてしまった文化財に関する情報等も見られます。
文化財に関する情報としてはもちろん、赤星氏が活躍した時代を物語る資料としての価値をあわせ持つ、大変貴重な資料です。
この度、当館では、赤星直忠博士文化財資料館のご協力のもと『赤星直忠考古学研究資料』をデジタル化し、オンライン公開いたしました。ぜひご活用ください。
- 赤星直忠考古学研究資料デジタルアーカイブ
→ノート見開きごとの情報を詳しく見たい方はこちらがオススメです。
※本アーカイブで公開している画像はすべてご自由にご利用いただけます。
- 赤星直忠考古学研究資料PDF版
→ページをめくってどんどん読みたい方はこちらがオススメです。
赤星氏による膨大な調査記録の大部分は、生前、神奈川県立埋蔵文化財センター(現在は神奈川県教育委員会生涯学習部文化遺産課)へ寄贈され、「赤星ノート」として広く知られています。
一方、この度公開する『考古学研究資料』は、氏が亡くなるまで手元に保管されていたもので、特に思い入れがあったものと伝わっています。
このノートのページを手繰っていただければ、貴重な調査成果とともに、地域史の調査研究、文化財保護に注がれた赤星氏の情熱、想いに触れていただけるものと思います。