おうちでペーパークラフト

うちでペーパークラフト

【目次】

馬形はにわ(普通)【令和3年2月9日公開】
黒船サスケハナ号(難しい)【令和3年3月12日公開】


馬形はにわ(普通)【令和3年2月9日公開】

(犬のカメ)あれ?パンチの守さま、何か作っていらっしゃるんですか?

(パンチの守)おお、カメよ、よいところに来た。そっちの端を押さえてくれんか。

カメここですか?はい。

パンチのかみよし、できあがったぞ!馬形はにわのペーパークラフト、完成じゃ! 

カメおおっ!これは考古のコーナーにある資料ですね。すごくよくできてます!

パンチのかみそうじゃろう、そうじゃろう。これは以前に館で開催した体験教室で使ったものなんじゃが、家で作ってもなかなかよくできるものじゃな。

カメそういえば博物館のショップとかでペーパークラフトってよく見かけますよね。なんでペーパークラフトなんだろう?

パンチのかみうーむ。ワターシが思うに、ペーパークラフトを作るとな、この資料がどうやってできたのか?パーツとパーツがどうやって組み合わさっているのか?などの細かいところを、実際にチェックしてみたくなるんじゃよ。

カメそうか、そういうことか。自分で作ることで、その資料が作られた時代のことを想像することもできますね。よーし僕も作ってみよう~。

パンチのかみカメの手じゃとハサミで切るのが難しそうじゃから、手伝ってやるとするかのう。皆もレッツチャレンジじゃぞ!


準備するもの

馬形はにわペーパークラフト(厚めの紙に印刷するとしっかりできます)
・はさみ
・丸い棒(マジックや色えんぴつなど)
・木工用ボンド
・つまようじ(ボンドをつけるのに使う)
・輪ゴム2

作り方

1.①胴・足を紙から切ろう。黒い線の部分は切り込みを入れよう。

2.足になる部分を丸い棒でこすりながら丸めてクセをつけよう。胴も少しだけ丸めよう。

 

3.足ののりしろにボンドを付けて貼りあわせよう。

 

4.胴の腰の部分をボンドで貼ろう。のりしろ部分を折っておき、胴の両側もくびれ部分で折っておくよ。うしろ足の2本は、輪ゴムでとめておくと、作業しやすいよ。

 

5.胴の胸部分をボンドで貼ろう。まえ足2本は、輪ゴムでとめておくと、作業しやすいよ。

 

6.②首・頭を紙から切り取ろう。黒い線の部分は切り込みを入れよう。これも丸い棒でこすりながら丸めてクセをつけよう。

 

7.首、頭の順にのりしろにボンドを付けて貼っていくよ。頭と首は折り曲げながら、写真のように貼ろう。首のすその部分を切り込みに沿って広げておこう。

 

8.首のすその部分にボンドを付け、胴・足に貼り合わせよう。

9.③腹を紙から切り取って、写真のように胴の裏側部分に貼り付けよう。

10.④くらを紙から切り取って写真のように折り、合わさる部分を貼り付けよう。裏側にもボンドを付けて(くらの胴からはみ出る部分にボンドはいらないよ)、胴にのせて固定します。

 

11.⑤たてがみと⑥耳を紙から切り取って写真のように折り、合わさる部分を貼り付けよう。たてがみから先に首の部分につけて、たてがみののりしろに重なるように耳をつけよう。

  

12.完成!上手にできたかな?

パンチの守のひとこと説明:

「はにわ」は古墳と言われるえらい人のお墓に供えられたもので、祭祀や魔除けなどのために作られたと言われておるぞ。今回作ったのはペーパークラフトじゃが、本物のはにわは粘土を焼いて作られておる。はじめはシンプルな筒形のはにわが作られていたんじゃが、だんだんと色々な形が作られるようになるんじゃ。例えば、動物や人、家の形なんかもあるんじゃぞ。これは馬ということじゃな。どうじゃろう、馬の感じがよく出ておるかのう?三浦市の大椿寺古墳(だいちんじこふん)から見つかったはにわをモデルにしておるんじゃよ。シンプルに作られるがゆえに、ちょっとカワイイ感じがするのもなかなか乙なものじゃな。


黒船サスケハナ号(難しい)【令和3年3月12日公開】

「馬形はにわ」が上手くできたから、ペーパークラフトに自信がついちゃいました!

ほうほう、それはよかった。ならば少し難しい内容の上級編ペーパークラフトにチャレンジしてみてはどうじゃ?

カメわー!他にもペーパークラフトがあるんですか。わくわくワンワン!

パンチのかみ当館の資料の中でも子どもたちに人気の高い、黒船サスケハナ号のペーパークラフトじゃ。 

カメワン!すごい、かなりパーツがありますね。紙が3枚もある!これは上級編なのも納得ですね。

パンチのかみこれもまた、以前の体験教室で使ったものなんじゃ。その時は子どもたちも頑張って作っておったぞ!ペーパークラフトを作ることで、黒船(蒸気船)の特徴でもあるパドル(外輪)など、それまでの風や人力で動く船とは違う構造を知ることができるわけじゃな。

カメよし、それじゃあボクも頑張って作ってみよう。作ってみると本当の資料が見たくなっちゃうんですよね~。

パンチのかみそうじゃな。そのうち当館へ展示を見に来ることができるようになれば、ペーパークラフトにチャレンジした皆にもぜひ展示資料と比べてほしいのう。それでは、レッツチャレンジじゃぞ!


準備するもの

黒船サスケハナ号ペーパークラフト その1(両面)/(表面)(裏面)
黒船サスケハナ号ペーパークラフト その2(両面)/(表面)(裏面)
黒船サスケハナ号ペーパークラフト その3(両面)/(表面)(裏面)
(厚めの紙に印刷するとしっかりできます。ブラウザによっては、両面印刷がずれる場合があります。その場合には、一度ご自身のパソコン上にペーパークラフトを保存した後にプリンターの設定を調整した上で印刷してみてください。ずれていても、少し難しくはなりますが何とか作ることはできます。もしくは、片面ずつ印刷した紙を貼り合わせてみてください。)
・はさみ または カッターナイフ
(カッターを使う場合はカッターマットを敷いて、保護者と一緒に気をつけて使いましょう)
・木工用ボンド
・つまようじ(ボンドをつけたり、丸みをつけるのに使う)
・定規
・使用済みのボールペン や 細い棒(折り線部分にスジをつけるのに使う)

作り方

作り方のPDFはこちら

完成図

作り方のポイント

 

ポイント1. 切るときは番号順に、1つずつ紙から切り離そう。先に全て切ってしまうと、次がどのパーツか探すのがちょっと大変です。1つ切って、1つ組み立てて、1つ切って、と順番に進めるのがオススメ。

ポイント2. のり付けをするときは少し時間を置いて、しっかり止まったことを確認しながら進めるのが安心です。もしくは、クリップを使って固定して乾くのを待ったり、セロテープで補強したりするのもいいかもしれません。

パンチの守のひとこと説明:

昔の船は木で作っていたので、西洋では腐らないようにタールという黒い液体を塗っていたんじゃ。それで西洋の船を見た日本の人たちは、「黒」船と呼ぶようになったんじゃな。江戸時代の終わりにやってきたペリー率いる4隻の船のうちサスケハナ号とミシシッピ号は「蒸気船」と言って、蒸気を動力にして、煙突から煙を出し、パドル(外輪)を動かして進むようになっておったんじゃ。風や潮の流れに左右されずに進む蒸気船は、当時の人々をとても驚かせたのじゃ。

※本コンテンツで使用したペーパークラフトは2009年に当館で実施した特別展にて作成したものです(船の科学館支援事業)。

 

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