催し物
子ども向け催し物
体験教室「カドニュウドウをつくろう」
当館の常設展民俗展示室には、お正月が近づくと登場する資料がいくつかあります。その内のひとつが「カドニュウドウ(門入道)」です。あまりなじみのない資料かもしれませんが、なんとも素朴な感じが展示室の中でも目を引きます。開催中の特別展「かながわの正月-よい年になりますように-」でも大きく取り上げられています。この門入道をアレンジしながら自分で作る、子ども向けの体験教室を実施しました。
門入道って何?
体験教室のはじめに、門入道がどのようなものなのか民俗担当の新井学芸員がわかりやすく説明していきます。神奈川県内では山北町でしか見られないもので、その他の地域では東京都の多摩地区や、長野県の一部などでも見ることができます。小正月の時期に玄関の脇に対で置く、魔除けの風習として今も作られています。特別展「かながわの正月」では、この門入道もたくさん展示しているので、展示を見ながら「自分が門入道を作るんだったら、どんな風にしようかな?」と構想を膨らませていきました。
作ってみよう、オリジナル門入道!
展示を見た後は、早速オリジナル門入道づくりにチャレンジです。まずは紙の筒を使って、曲面に描く練習や、描く大きさをつかむために下書きをします。その後実際に木材に墨で顔を描きます。門入道ではよく見られる「へのへのもへじ」の顔を描く子もいれば、オリジナルで色々な顔を描くお子さんも。墨のみでオリジナルに近い門入道を描くのもよいですが、今回はアレンジして絵具などで色を乗せることもできるようにしました。色々な門入道ができました。
門入道は昔の人たちから受け継いできた「魔除け」の風習です。自宅の玄関に飾って魔を除けることで、来年も健やかに過ごせるよう願いを込めて作るワークとなりました。
足柄上郡山北町では小正月になると魔除けのために「門入道(カドニュウドウ)」が作られています。その素朴なかわいらしさから、現在では門入道はふるさと納税の返礼品にもなっています。本行事では、子ども向けに門入道が作られる意味を簡単に説明の上、特別展展示室で本物の門入道を見学します。その後、子ども向けに素材などを簡単にアレンジした門入道を作成していきます。お正月前のこの時期に、良い年を迎えられるよう門入道に願いを込めてみませんか。
日時 | 2020年12月20日(日)[1]午前10時~12時 [2]午後2時~4時 ※[1] 、[2]は同じ内容です。 |
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対象 | 小学生以下(4歳以上)※1組につき保護者1名の付添いが必要です。 |
会場 | 当館講堂 |
講師 | 新井 裕美(当館学芸員) |
定員 | 各回10名(申込多数の場合は抽選) |
参加費 | 無料(ただし、保護者の見学・付添いに当日の特別展観覧券が必要です。) |
申込 | 「往復はがき」または「フォームメール」でのお申し込みとなります。 |
申込締切 | 申込受付は終了しました |
備考 | 見学・付添いの方の人数を「往復はがき」又は「フォームメール」備考欄にご記載ください。 |
注意事項 | ・ご来館される前にこちらをご確認ください。 ・館内及び受講中の常時マスク着用をお願いします。 ・新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、急きょ中止・変更になる場合がございます。その場合は、このページでお知らせします。 |