展示

遺跡展

令和5年度 かながわの遺跡展「華ひらく律令の世界」

 律令とは、「律:刑法」と「令:行政法・民法等」の意味で、もともと中国で整備された国家の法規制のことです。これが日本に導入されるようになる7世紀後半以降、社会体制が大きく変化してゆき、律令に規定された新しい時代がやってきます。都が整備され、地方でも役所が築かれるようになる律令の時代は、まさに新しい社会が華ひらいた時代でもありました。
 本展示では、こうした律令を背景にした時代である飛鳥・奈良・平安時代の遺跡についてとりあげ、神奈川県内で律令制度がどのように浸透していったのかを考古学の成果から明らかにしていきます。特に平成26年度に国の史跡に指定された川崎市「橘樹官衙遺跡群たちばなかんがいせきぐん」や茅ヶ崎市「下寺尾官衙遺跡群しもてらおかんがいせきぐん」などの官衙遺跡とその周辺の遺跡について注目して、こうした地方の役所が地域に造営された背景について考えてみます。
 神奈川県内外の優品が多数出品される貴重な機会です。時代を彩った優品からわかる古代「かながわ」の情景を、ぜひご覧ください。

かながわの遺跡展

かながわの遺跡展では、県内の発掘調査による出土品を中心に、テーマに沿った展示を行っています。県民の方々が資料とじかに接することで郷土神奈川の歴史に関心をもっていただくとともに、考古学や埋蔵文化財についての理解を深めていただく趣旨で実施しています。

開催情報

主催

神奈川県教育委員会、神奈川県立歴史博物館、茅ヶ崎市教育委員会

開催会場

茅ヶ崎会場(茅ヶ崎市博物館)と横浜会場(当館)で開催されます。

問い合わせ

遺跡展に関するお問い合わせは神奈川県埋蔵文化財センター(045-252-8661)へ

横浜会場

会期・休館日・開館時間

■会期:2024年2月3日(土)~2024年3月6日(水)
■休館日:月曜日(2月12日は開館)、2月13日(火)、2月27日(火)
■開館時間:9時30分~17時(入館は16時30分まで)
■観覧料:常設展観覧券でご覧いただけます。
 一般300円(250円)、20歳未満・学生200円(150円)、高校生・65歳以上100円(100円)
※中学生以下・障害者手帳をお持ちの方は無料、( )内は20名以上の団体料金

  • 学生・生徒の方は学生証・生徒証を、20歳未満・65歳以上の方は年齢の分かるもの(運転免許証など)を受付にお見せください。
  • 身体障害者手帳/療育手帳/精神障害者福祉手帳をお持ちの方は、その現物またはスマートフォンアプリ「ミライロID」の手帳画面を受付にお見せください。介助者は原則 2 名まで無料となります。
  • 教育課程に基づく教育活動として入館する高校生・大学生とその引率者は、事前に減免申請書を提出することにより観覧料が無料になります。
  • 神奈川県立の美術館・博物館(*)の有料観覧券の半券で団体料金になります
    (半券に押印された入館日より6ヶ月以内、1枚1回限り。割引制度の詳細はこちら)。
    * 対象施設
      当館
      神奈川県立近代美術館(葉山館・鎌倉別館)
      神奈川県立金沢文庫
      神奈川県立生命の星・地球博物館
  • 当館は「ぐるっとパス」に参加しています(常設展は無料、特別展は団体料金になります)。
  • 毎月第1日曜日は「ファミリー・コミュニケーションの日」。18歳未満のお子様連れの家族に優待があります。詳細はこちらをご覧ください。

※混雑時は入場制限をする場合があります。ご来館される前にこちらをご確認ください

会場

神奈川県立歴史博物館 1階 特別展示室

関連行事

  • 講演会(2)「古代の相模・武蔵と律令国家」
  • 講演会(3)「古代かながわの官衙と交通」
  • 遺跡展担当者による展示解説

※ 行事の詳細及びお申込みは「神奈川県埋蔵文化財センター」ウェブページをご確認ください。

関連資料

かながわの遺跡展【縄文人の環境適応】関連文献リスト

茅ヶ崎会場

会期・休館日・開館時間

■会期:2023年12月16日(土)~2024年1月24日(水)
■休館日:月曜日(1月8日は開館)、12月27日(水)~1月4日(木)、1月9日(火)
■開館時間:9時00分~17時00分(入館は16時30分まで)
■観覧料:無料

会場

茅ヶ崎市博物館 企画展示室

関連行事

  • 遺跡展担当者による展示解説

※ 行事の詳細及びお申込みは「神奈川県埋蔵文化財センター」ウェブページをご確認ください。

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