第九回 箱根宿 | おうちでヒロシゲ! 大正の広重-江戸の広重

おうちでヒロシゲ! 大正の広重-江戸の広重

神奈川県鳥瞰図

第九回 箱根宿(令和4年8月13日公開)

神奈川県鳥瞰図(箱根部分)

パンチのかみさて、「おうちでヒロシゲ!大正の広重-江戸の広重」も今回で最終回じゃ!

カメ長かったようであっという間でしたね!では張り切っていきましょう!

パンチのかみ神奈川県鳥瞰図の箱根部分、実際の地形とは大分異なるが、一目見ただけで箱根の様子が頭に入ってくるのう。

カメ実際の様子をそのまま描くより、何かを強調したり、何かを省略したり、デフォルメしたほうが分かりやすくなるのも不思議ですね!

「東海道五拾三次之内 箱根 湖水図」初代歌川広重 天保4(1833)年頃

パンチのかみお次は初代歌川広重が描いた「東海道五拾三次之内 箱根 湖水図」じゃ。こちらも実際の地形とは大分異なるだろうに、一目で険しい山だとわかるな。

カメ山を登る人も菅笠と合羽だけで表現されているのに、風に強く吹かれているのが一目で分かりますね!

パンチのかみ山越えの厳しさを感じるな。画面の中央、芦ノ湖畔に描かれているのは箱根神社、遠くには富士山が描かれておるな。

カメということは真ん中の険しい山は駒ケ嶽かな?

「箱根七湯一覧」二代歌川広重 文久元(1861)年

パンチのかみ次は二代歌川広重「箱根七湯一覧」じゃ。現在も箱根全山で十七の温泉場があるが、江戸時代は、「箱根七湯」(湯本・塔之沢・堂ヶ島・宮之下・底倉・木賀・芦之湯)の温泉場が、江戸近郊の湯治客を集めにぎわっていたのじゃ。

カメ箱根七湯が一望できますね!こちらも大分実際の地形とは異なるだろうけど分かりやすいですね!紅い雲でつないで全体が見えるようにしているんですね!

パンチのかみ箱根七湯については「おうちでおんせんきぶん」を読んでみてほしいのじゃ。

「東海名所改正道中記 十二 箱根山上の湖水」三代歌川広重 明治8(1875)年

パンチのかみ次は三代歌川広重「東海名所改正道中記 十二 箱根山上の湖水」じゃ。ここで問題じゃ。初代広重と二代広重の時にはあったが、三代広重の浮世絵と鳥瞰図が描かれた時には廃止されてしまった箱根の有名なものとはなんじゃ?

カメはい!箱根の関所ですね!

パンチのかみそうじゃ。初代広重の浮世絵と三代広重の浮世絵を比べてみるか。

カメ手前に箱根を歩む人、遠景に富士山と同じような配置なのに、初代広重の浮世絵に描かれた人には険しさを感じますが、三代広重の浮世絵に絵がれた人はなんだか楽しそうですね。

パンチのかみ箱根の関所は明治2年に廃止されたのじゃ。三代広重の作品には洋傘を持っている人も描かれていて、湯治場から国際的な観光地へと発展していく箱根の歴史の一端を感じることが出来るな。

カメ令和の時代はインターネットで地図や、実際の景色まで見ることができるけど、こうやって過去に作られたものを見て、想像を膨らませるのも楽しいですね!

パンチのかみ神奈川県立歴史博物館では令和4年7月16日~9月25日まで特別展「地図最前線-紙の地図からデジタルマップへ-」を開催するぞ。特別展後期(8月16日~9月25日)は「神奈川県鳥瞰図」を実際に見ることが出来るぞ

カメぜひ観に来てね!

【特別展「地図最前線―紙の地図からデジタルマップへ-」】

  ウェブサイト https://ch.kanagawa-museum.jp/exhibition/7526

ホームおうちでかながわけんぱくおうちでヒロシゲ! 大正の広重-江戸の広重 > 第九回 箱根宿

ページトップに戻る